精神分析のススメ

しがないメンヘル職人です。70年代のNYCを風靡したヒップな精神分析の啓蒙をめざしております。

【ハロウィン】若者の暴徒化 と 「コントロール」

前回の記事で

母が壊れる時 - 精神分析のススメ

 

「父」が「ムスコ」を「コントロール」できない悲劇が

「母」が壊れる瞬間に立ち現れる…

 

みたいなことを書いてみましたが…

 

今日は家族の外で見られる「父」の機能不全の悲劇について

書いてみようと思います

 

 

ツイッターで、西成区の暴動の映像が上がっていました。

上記のツイは、コメントをRTしたのにお返事を頂き、

その会話の最後ですが…

 

元ツイについていたコメントが色々な意味でコワいです。

(一番コワかったのは

今の日本は平和で良かった♡

というやつですが…)

 

渋谷のハロウィンの暴動で出た

逮捕者に関するツイートでも感じましたが

 

暴徒は征伐されて然るべき

 

逸脱は罰せられて然るべき

 

という短絡的な意見が…

私にはめちゃくちゃコワイです。 

 

暴力を暴力で鎮圧する「規律」は

「罰則の恐怖」でしかなく

自発的「倫理」の欠如を育む

「父」の機能不全でしか有り得ないのに…

 

「法」の名の下に行使される「暴力」が

「正義の鉄拳」として容認されるのは

オソロシイことです。

 

ということで、

理想の「父」による

欲動の「コントロール」とは如何なるモノであるべきか

「理想論」を展開してみたいと思います。

 

カタカナ乱用するとバカっぽいので

私的には避けたいのですが…

 

Control

訳語を探すのが難しい言葉です。

 

前記事では「規制」とか「制御」を混ぜて書きましたが…

それでは「父」の「支配的」なニュアンスは伝わっても

「自立支援」のニュアンスが伝わり難い…

というのがネックです。

 

80年台のジャネットジャクソンのヒット曲

www.youtube.com

(懐かしーですね

ジャネット、可愛いーですね

今は整形しまくって亡きマイケルそっくりさんになってしまいましたが…)

 

「コントロール」には

 

自分の生き方は自分でコントロールする(=決める)

誰にも口出しはさせない

 

という「支配」「制御」「規制」だけでは伝えきれない

「決断力」とか「自己責任能力」等のニュアンスを多分に含む

「自立」のキーワードです。

 

「ムスコ」の「自立」を可能にするコントロール

「リビドー(欲動)のコントロール

と密接に関わりがあります。

 

字幕がないので分かり難いかもしれませんが…

ジャネットの「コントロール」のPVの始まりで

 

「ショーの練習が終わったら夕飯食べて帰るわ」

というジャネットに

「でも…遅くなったら夕飯が冷めちゃうわよ」

と、聞く耳を持たないママと

「迎えの車が来たよ」

と渋い顔のパパ…

 

彼女は両親に

「そろそろ一人暮らしがしたいの。もう、部屋も見つけてきた」

と、独立する旨を伝えて

パパが呼んでくれた(白人の)運転手つきの高級車を断り

自分の(?)ボロ車に乗り込みます。

 

車がないと何もできないバカっ広ーいアメリカでは

16歳になって運転免許を取得し

親から譲り受けたボロ車で自由行動し始める*1

というのが定番です。

 

アメリカでは特に

車=自立

でもありますが…

「コントロール」曲中に挿入された

急ブレーキの音が象徴する

「制御不可能」の不安

を掻き立てるモノでもあります。*2

 

アリがちな夢でも…

車を運転するも地図がない

とか…

車にブレーキ(又はハンドル)がついてない

とか…

 

止められない(=コントロールできない)

目的地にたどり着けない(=人生の目標を達成できない)系の

不安夢に頻出する車は

「欲動」の象徴でもあります…

 

西成の暴動では自転車が

渋谷ではトラックが

壊されたというのも

若者や経済的弱者の「イキ場所のない衝動」が故

目的地に辿り着くための「手段」を破壊してしまう

神経症」的症状を象徴している様に感じます。

 

「生きる」場所も「行く」場所もない人々の

「自己主張」は「生産性」を欠いた

「逸脱」でしかありえません。

 

「母」の機能が「受容的」な「おっぱい」に象徴される

「充足」と「安心感」ならば

「父」の機能は「能動的」な「男根」に象徴される

「排除(排泄)」と「興奮」です。

 

この記事でも触れましたが

EDと、父親不在と、村上春樹 - 精神分析のススメ

「父」たるモノ、ムスコを「キレイ」に保ち

「規制心」を育まなければなりません。

 

「母」が子供に「愛情」を注ぐなら

「父」は子供に「規律」を与えます。

 

「生きる衝動」であるリビドーが

「対象」を見失い…

 

「貪欲」や「羨望」といった

壊滅的なモノになってしまわないように

 

男根(=自主性)を「制御」し「方向性」を与えることで

美しい「秩序」を保つのが

「父」の役割です。

 

「周囲との調和」が究極的な「倫理」の日本では

「父」の機能は「集団」に分散されている

とも言えましょう。

 

アメリカの教育現場を見るにつけ

「集団の調和」を重んじる余り

成員が「均一」であることを希求する日本では

「個」の「意見」やアイディアを「受容」し

要求や主張を「方向」付ける教育は

実質上「皆無」だと感じます*3

 

「自己主張」=「ワガママ」

という印象が強い日本では

「調和」を重んじる余り

「主張する」自我を育む「父」の機能は

「なくてよい」どころか「あっては困る」モノに

成り下がってしまったのではないでしょうか。

 

周囲を慮り「我慢」することが「美徳」で

「愉しむ」ことは「利己的」で「マナー」に背くと看做され

「不満」を主張することが

「ワガママ」と看做されがちな日本においては

 

建設的な意見を主張する「可能性」は

限りなく「皆無」に近く

 

「我慢できない」人々(=子どもたち)が

一致団結して不満や鬱憤を表現しようとする時…

 

(それが如何に「非暴力的」であろうと)

「逸脱」としか見做せない

頑な感受性が蔓延している様に感じて

私はコワイです。

 

「主張」を(集団の調和を乱す「逸脱」と見做し)

育もうをしない「父」こそが

「不満」を抱く「自我」から

「否」という選択肢を奪い

「無能感」や「絶望感」を植え付け(鬱→自殺してしまうか)

「暴力的」な怒り(最悪のケースでは無差別殺人とか)を誘発します。

 

「正義」という理想が

「暴力」は「力」で「制圧」されて然るべきという

「否」ということを認めない「同調圧」に歪められる時…

 

「正義」は「否」を表現するモノへの

「加虐衝動」の「正当化」に成り下がり

 

「自己主張」にまつわる「苛烈な罪悪感」

(=「自立」することへの罪悪感)を増長し

 

警察機関の「暴力」を容認し*4

「法」に従わないという「理由」で

「暴力」を正当化し…

 

「父の不在」=「倫理の欠如」という機能不全から

「父」=「(正しい)暴力」という

「妄想」を繰り出します。

 

西成のケースの様に

「不正」に対処をせず

社会的弱者の不満を暴力という形で顕在化させておいて

更なる暴力で「制圧」する機動隊は

加虐衝動に駆られた「無能」な集団でしかないのに

相手が「先に」攻撃したからとか「治安を乱した」から

という理由で暴力を受容し

正当化さえしようとする感受性は

それが如何に矮小なモノでも

危惧に値することです。

 

そのコワさは渋谷のハロウィンで

目前で繰り広げられる「逸脱」を放置した挙句

事後「みせしめ」の数人を罰することでしか

「祭り」の「ワク」を設置、施行する手段を持たない

 (無能な)警察に「スッキリ」する人が多いということにも

繋がります。

 

「罰則」による「倫理」の強制に

「安堵」し「高揚」する感受性は

法の尊守に「我慢」や「抑圧」といった被虐性を見出す

感性と表裏一体と言えましょう。

 

暴力的な「逸脱」を「制御」する「理想の父」は

触れてはならない「枠組み」を

「守りたい」と希求する心を育みます。

 

「理想の父」と「愛する母」を「慈しむ」心から

自発する倫理感ではなく

「罰則」の恐怖に歪められた「倫理観」は

不満を増長し鬱憤が暴発する悲劇を内包します。

 

渋谷の暴徒は

「壊したら直す」

「汚したら片付ける」

可能性を育む「父」を欠き

「直せない故障」と

「落とせない汚れ」

に永遠に苛まれる

負のスパイラルに陥った「子供達」です。

 

「逸脱者」を「罰」したトコロで

「償い」を育む「愛」は生まれません。

 

喪われた「理想」を悼み

加虐衝動の「制御」と「償い」に

「正義」と「倫理」を見出すためにも

精神分析は如何でしょうか。

*1:今時はチェインスモーカーの歌にもあるように

【ザ・チェインスモーカーズ】The Chainsmokers 大人になれない僕達 現代アメリカの若年層 ミレニアルの闇 - 精神分析のススメ

「自分じゃ買えない」新車のローバーに乗ってる

若者だらけなのかもしれませんが

*2:因みに、彼女のイヤリングが鍵なのも…

車や家の鍵=自立の象徴

と言えましょう。

鍵は男性器、鍵穴は女性器の象徴でもありますが…

お兄ちゃんのマイケルそっくりな顔にどんどんなっていく

ジャネットのペニス羨望の現れかもしれませんね

*3:最近では現場で頑張っている教師の方のお話も聞きますが…

少なくとも私が知っている日本の教育システムでは

「皆」が同意する「正解」を如何に効率的に再生できるか

をみっちり訓練されたと思います。

基礎知識を身につける上では

そのことが絶対的に「悪い」ことだったとは

思いませんが…

自分の意見や考えを

論旨立てて表現する訓練は全く受けてこなかったので

国外に出た時にめっさ苦労しました

*4:ハルオさんの話なんか読むと

漫画を描いたら1日で200万Pvのアクセスがありました - 警察官クビになってからブログ

「否定」=なきがモノとする

の方が適切かもしれませんね…

ハルオさんの場合は

「規格外」だったからという「理由」が

「暴力」の正当化に繋がっており…

本当にオソロシくも凄まじいお話でしたが…

母が壊れる時

こんなRTをした後で

 

こんな記事に

anond.hatelabo.jp

 

id:yutoma233 みどりの小野さんが

「やっぱり母ちゃん可哀想」

とコメントしておられました。

 

話題のツイは突拍子もない思考の飛躍が

思わず笑いを誘うリリカルなモノで…

 

「嫁さんを焼き殺すインド人…」の流れからの

「そして北海道の米は美味い」

で終わりかと思いきや、

最後の最後に

「まだ言うんかーい!」

って感じで終わらせるトコロとか…

「あーもう、この人、言わずにおれんねんな(共感)」

となり、大変私好みです。

 

が、この一連のリリカルでシニカルなツイのクレイジーさは

日本人にアルアルな

「心穏やかではいられない」

男女の確執の真理を突いている

 

だからこそ反響を呼んだのではないか…

と思ったので

書いてみようと思います。

 

分かり難いでしょうが、RTで私が意図したトコロは

 

オッカムさんが*1

米を味わいも「感謝」もせず流し込むことで

「母」を傷つけても

「父」は「息子」の暴力を黙殺(=あってなきがモノに)する…

そのような家族関係にあって「母」の「修復」は不可能である。

 

というコトです。*2 

 

全然分かりませんかね…

 

平たく言うと…

 

親父がワガママ息子を放置する

(=コントロールできない)と

息子は「母」の「怒り」を警戒して

「大人しく」はなれども

破壊性を制御(=コントロール)できる「大人」にも

生産性のある「男」にも

なり得ません

 

という精神分析理論のお話です。

 

おっぱい理論のクライン女史曰く…

 

嬰児の内的世界では

「善い」おっぱいを提供しない母親は

「悪い」おっぱいに豹変します。

 

嬰児の脆弱な「自我」が

「善い」おっぱいと「悪い」おっぱいを

「全なる母」として「統合」し

「愛」するためには…

 

「悪い」おっぱい(=実は「全なる母」の一側面)

を破壊した「自我」が

 

しまった!テンパりスギて、つい、うっかり「善い」おっぱいをも壊してしまった!

 

と戦き、悔み、喪にふくすことで

自身の破壊衝動と憎悪を克服し

「善い」おっぱいでもある「母」を取り戻すことが

必要である。

 

子供が「自立」し他者を「愛」し得るには

自身の破壊衝動により

壊してしまった「旧い」対象と自我を弔い

「感謝」と「謝罪」を通じて

恒常的に

自他の関係性を修復し得ることが必要である。

 

って感じでしょうか…

 

つまりは「破壊性」を制御し「創造性」に昇華することが必要である。

とか…

 

…(この時点で離脱率何パーセントなんだろう…)

 

オッカムさんのツイートに沿って言うなら

 

「美味い米」を提供しない「母」は「敵」

つまりは「悪いおっぱい」

ということです。

 

「息子」は、ダークサイド堕ちした「母」と戦うために

「父」との同一化を果たします。*3

彼は父親の

「白米に汁をぶっかけ」て食べる行為に*4

「母」の愛を「否定」し「拒絶」する暴力性を見出します。

 

「息子」が「父」と同一化して「母」を拒絶し続けたことで

「母」はキレます。

「泣き出した」という描写なので

「悲嘆」と「激怒」が相まられたのでしょう…

 

泣き崩れる「母」を前に

「息子」が「謝罪した」

という描写はありません。

 

彼は自分の感じた「怒り」や「破壊的衝動」を

振り落とした「憑き物」として

あたかも「自分」のモノではないかのように

(ツイートでは)振る舞います。

 

しかし…

「母」がダークサイドに堕ち

美味い米を提供できなかった理由は一体何だったのでしょうか…

 

「息子」の繊細な感受性を理解できなかった

というのもアリましょうが…

 

ツイートからは

「父」に不満を抱いていた

というのが最大の要因だったことが伺われます。

 

「母」が「息子」の要求に応じられないのは

「父」の稼ぎでは無理だからなのです。

 

かくして「息子」は「母」を充たせない

ケチで口先だけで「無能」な「父」に共感し、同一化し

「父」(=自分)を「無能」だとなじる「母」は「敵」となり

「戦争」が勃発します。

 

品種改良という現実的「革命」も

無能な「父」とキレる「母」の「戦争」の火種に

油を注ぎます。

 

「北海道の米は美味しい」

と言いながらも

「息子」は既に「汁をかけて食べる米」を

「スタンダード」として受け入れ

「コメ自体の美味さを求めるのは信仰」である

と「母の愛」に幻滅し

理不尽だった自分の「攻撃性」に恥じ入るが故

「感謝」も「謝罪」も「修復」も

必要ないモノであるかのように

振る舞います…

 

勿論オッカムさんの「リアル」な親子関係に

「感謝」や「謝罪」や「修復」が見出だせない

というのは浅薄な解釈です。

 

彼のツイートの微笑ましさからは

「悪かった」とか「有難う」等、

「言わなくても分かっている」という

家族間の「信頼」が滲み出ます。*5

 

私的には

忌むべきは

素材で勝負する「美味しい北海道米」ではなく

(勿論、不味い飯を美味しく頂く創意工夫=「味噌汁」でもなく)

「愛」とヨロコビを見失い

利便と効率を妄信的に追求する

「知性」と「技術」なのではないか

と思います。

 

知性が独り歩きしない為にも…

心に愛とヨロコビを取り戻す為にも…

(ぶっかけた「汁」の破壊性に

「父の愛」と「知性」と「技術」の融合を見出し

生産性に繋げる為にも…)

精神分析を御査証頂ければ幸いで御座います。

 

追記:おのしゃんから、こんなお返事を頂きました。

yutoma233.hatenablog.com

オッカムさんのツイのクレイジーさは

「イヤと大声で言っているのに食わざるを得ない」文化

つまりは #Metoo 案件多発地帯のクレイジーさでも

あるのだ!

とひらめいたので、蛇足ですが…

 

オッカムさんの(ツイで描かれた)家族は

やはり

「否」と言うべき「父」が機能しないが故

「母」が機能不全に陥ったシステム(=家庭)

とも言うべきでしょう。

 

只、好き嫌いモンスターが絶賛肥満+糖尿病にガンガン侵される

アメーリカでは「イヤなら食わない文化」が

不健康な歪を生み出している。

とも感じます。

 

好き嫌いは自己実現の可能性を狭めます。

 

世のお母様方におきましては

「父の愛」に充足する「母」を心に抱くことで

「息子」は母の愛を感謝をもって享受し

イヤなモノには「否」を突きつける「力」を行使できる

強く優しく素敵な「男」になり得る…

 

ということを念頭において、

旦那様と睦まれることをオススメ致します。

合掌

 

睦みあえない男女の悲劇については

こんな記事も書いてます

 

鬼嫁に魅せられる男達 - 精神分析のススメ

拒絶しあう男女 ラブドールとセックスレス - 精神分析のススメ

*1:オッカムの刃=シンプルイズベスト、私も好みなフレーズです

因みに日本語では別名「ケチの原理」とも言うそうです…

*2:因みに「父」「母」「息子」は理論上の概念であり、

例えば母子家庭でも母親が「父」の機能を果たすとかアリです

*3:「おっぱい」問題は「口唇期」

で、次の「肛門期固着」の症状は「ケチ」ですが…

味噌汁を「肛門期」に引っ掛けて解釈すると

ドン引きされそうなので

今回は見合わせて

その次のエディパス期に飛ばせて頂きます

*4:ここで「母」を汚し辱める…

という解釈に走ると

肛門期固着の性愛嗜好が明らかになりますが…

自粛いたします

*5:実はお母さんが一人で激オコという可能性もなきにしもあらずですが…

労働のヨロコビ と 成功の罪悪感

私が勝手に思い入れてるブロガーさん

いっしーさんへ - 精神分析のススメ

が久し振りにアツイ記事を上げられており

www.issizzz.com

イロイロと触発されてしまったので

イキオイに任せて書いてみようと思います

 

本来なら労働のヨロコビについて

(せっかくももはなさんからも頂いたリクエストを放置しているので)

however-down.hatenablog.com

書くべきなのでしょうが…

 

イマイチ言葉が出てこないので

いっしーさんが

「こいつだけはマジで分からん。最初から最後まで見ても、後日談を調べても意味分からん。」

 

と言われる彼について、書いてみます

 

因みに後日談は、この方のまとめを参考にしました

komatsudayohei.jp

 

いっしーさんの様に、マジメにコツコツ地道に頑張る人には

決して理解できないと思います

 

何でこんなエエかげんなヤツが

実現できそうもない荒唐無稽な計画を立てて

「絶対ヤリます!」

という無理口を叩いてアカの他人を丸め込んで

2000万円近くのカネを

正に「投げ」て貰っておいて…

 

やる気が失せてしまった

 

と、期待を裏切るようなマネができるのか…

 

話は逸れますが…

 

この「マネーの寅」って番組、面白い…

ハマりそう…

 

私はリアリティ番組あまり好みでないのですが…

 

カネ出したるで!

って感じにキップの良い(?)おやっさん(及びおっかさん)が

若き(?)才能に出資するなんて

トランプのアパレンティス(徒弟?)なんかより

ずっと崇高なテーマで好もしい

 

「投資」って、そーゆーコトだと思います

 

カネでカネを儲けるのが「投資」だなんて思ってはイケナイ

 

惚れ込んだ(=成長が見込める)相手にカネを投げ与える

 

それだけの度量と覚悟がなければやってはイケないことだと思います

 

だからこそ、堀之内氏の

「君、僕のこと好き?」

という

ビジネスマンが…訊くんかーい!?

な質問がある意味「投資」の真髄を突いている気がします*1

 

閑話休題

 

で、かいえい氏に話を戻します

(全くの自由連想で申し訳ないのですが…

彼の名字…

Jay-Z に並ぶ天下のお子様ぱっぱららっぱーの

かーにえ? に聞こえるの私だけですか?)


Kanye West - Stronger

 

編集でカットされているのか…

彼のお話は、あまりにも波乱万丈スギで

確かに理解不可能です

 

後輩の死の衝撃から逃れるために

高校もろくろくにブラジルに渡り

サッカー選手になるも

後輩を死なせた罪悪感に苛まれ

足の怪我を機に帰国

人生の目的を見失うも

結婚して子供もつくり

(車整備?の)ビジネスを始めるが…

武道館デビューしたいからって

何で会社潰してまでしてマネーの寅に出演する?

 

もう、このお話だけでも

辻褄合ってないし

わけわからんヤツ

ってなりますわ

 

な の に

2人の寅達にカネを出させる…

 

どーゆーことよ?

 

ってなりますわ

 

以下、全くの私の妄想です

誤使用の注意をお読み下さい

免責事項 自己紹介に換えて - 精神分析のススメ

 

かいえい氏の様に、

なんでもさらっとこなす

マルチに天才な方、たまにいます

 

勉強してないのに

成績が良いヤツ

 

練習しないのに

スポーツ得意なヤツ

 

ギター持ったの初めてなのに

「何となく」弾けちゃうヤツ

 

居ませんか?

 

「努力」しないでもそこそこ何でもこなせる

器用な人は

案外周りに居るはずです

 

でも…その人達が本当に名を上げることは

なかなかありません

 

「達成感」を味わう程の「努力」を費やす前に

ま、これくらいで、いっかー

と「満足」してしまうからでしょう

 

頑張って挫折するくらいなら

努力なんてしたくない

と、いうのもアリかもしれません

 

が、それらは私共、分析家としては

所詮「意識」に上がってくる「表層」の理由であり…

 

努力して本当に成功してしまうのがコワイ

エディプスコンプレックスに端を発する神経症である

 

という診立てから

被分析家の内面世界に入ってイキます

 

かいえい氏の「後輩の死への罪悪感」は

 

自分の成功(=子供の自立)の裏には

他者の敗北(=親の死)が潜んでいる

 

つまりは、エディプス神話に集約される

 

父王の死=自分が王座につくこと

=父に対する勝利=大人の男になること

 

という「自立」にまつわる両義性でもありましょう

 

5歳くらいから、男児

ロマン(=決して手に入ることのない母)を求め

(父に)「勝つ」ことにこだわり始めます

 

その時期に「理想の父」を喪失すると*2

人生において「勝つ」ことに

克服し難い葛藤が生まれてしまいます

 

かいえい氏はマネー成立の為に

「仲間になって下さい。失敗はしません」

と寅達に訴えます

 

彼の「不安」は自分が敗ける(失敗する)ことではありません

 

勝って(成功して)「大切な仲間」を失うことなのです

 

故に…

「勝つ」ことが不可能な…

デキもしないような荒唐無稽な計画を

立てるのです

 

しかし、何でも器用にこなす彼は

その無謀さ故に

「もしかしたら…」

と寅達の「男のロマン」をくすぐります

 

かいえい氏は

カネを手にした時点で

「新しい仲間」を「勝ち」得てしまいました

 

それは「負けて」犬死した後輩に対する

「裏切り」でもあります

 

痛烈な罪悪感から、鬱状態に陥り

何もできなくなるのも当然です

 

かくして、彼は

「仲間を裏切る」トラウマを反復し…

「新しい仲間」を失い…

自虐のスパイラルにハマります

 

才能あふれる彼が「成功」を不可能にする

神経症の軛から逃れるには…

 

後輩の死への罪悪感から自分を解き放ち

強い「責任感」をもって仲間を育てられる大人になる為には…

 

もう皆様お分かりですね

 

精神分析で根源的幻想を探求し

喪われた「仲間」から自分を解き放ち

新しい可能性を見出すコースが

イチオシで御座います

*1:最初は

なんや、このイヤらしいおっさん?

と思って観ていたのですが…

これまた欧米人だったら絶対出資しなさそうな

マジメだけど口下手、ダサダサな

家具職人さんに一目惚れして

「口も出すが、カネも出す!」

って申し出を結局振られていて

うーん、可哀想に…ってなりました

*2:例えば…

「父」が再起不能な程ヤラれてしまう=「対象」の喪失=

理想への幻滅

真逆に「父」にこてんぱんにやっつけられてしまう=「自我」の喪失=

自己不全感

の悲劇を反復する…トラウマとなってしまいます

【逢仏殺仏】「強い」ということは…

強い自分って何だ…?私の昔語り。 - 死体を愛する小娘社長の日記

 

上の記事で、ももはなさんにご回答を頂いたので

思うトコロを書いてみます

 

ももはなさんも書かれておられますが、

「強い」定義に「正解」などありません。

 

私の見解は「自分は強い」と感じておられる

ももはなさんに対して

あたかも「本当はそーではない」と主張しているかのような

印象を与えてしまうかもしれませんが

ブログで知り得た「ももはなさん」という仮想人物に

これまた貴方の想像の産物である「私」が

全く身勝手な妄想を繰り広げているだけ。

とでも思ってお読み頂けたら幸いです。

 

とりあえず、使用上のご注意をお読み下さい

neofreudian.hatenablog.com

 

常々感じていたのですが…

醜悪で極悪非道な同業者をやっつける

漢で「強い」ももはなさんのイメージが…

上記の記事で出てくる「パパ」とか

「ネズミ」もとい「オオトカゲ」とか

この記事の

キレるという事を理解した瞬間 - 死体を愛する小娘社長の日記

ノロイ」とか…

 

ウケを狙っている…?

のか、はたまた

恐怖や、忌避感を喚起しようとしている…?

のか…

可愛さをアッピールしているのか…

うーん、微妙すぎで、ドキドキします…

 

ももはなさんが、疑いの余地もなく「自分」を

「正義の味方」

であるかのように描いていたら

私はきっと …

彼女に心動かされることはなく

そっとブラウザを閉じていたことでしょう…

 

猛女ではあるが、女傑ではない

という言葉には…

 

愛する母との同一化に葛藤を抱え

猛毒を吐き「強い」ながらも

自らを快く「傑」とは言い切れない

ももはなさんの不全感が伺えます

 

という印象から、つけたコメントだったのですが…

 

御回答、及び続記事

オオトカゲの女王様は、棺桶の中で昼寝する - 死体を愛する小娘社長の日記

からもその印象は強まるばかりでした。

 

ももはなさんに限らず

人は皆「自分」という存在に

不可避な「欲望」と

それに伴う「破壊性」が故に

葛藤を抱く

というのが精神分析の鉄板で御座います。

 

エディプスコンプレックスの元ネタである

ギリシャ神話でも

ゼウスは父のクロノスを殺し

クロノスは父のウーラノスの性器を切り取って追放した…

クロノス - Wikipedia

という…

まあ…

なんと申しましょうか…

壮絶な父殺しのドラマが

あっちでもこっちでも繰り広げられております

 

新しいモノを生み出し

真の創造性の発露を可能にする為には

「父」という既存の権威を排除しなければならない

 

旧き良きモノを失う恐れから…

「父」は時に「息子」を殺し

殺意に晒されながらも生きながらえた「子」は

「親」を殺し、血みどろの手で

新しい王国を建国します

 

創造という過程には

時に

悲劇的で

暴力的で

壊滅的なダメージを伴います

 

ということで…

 

かの岡本太郎氏のおかげで

最近流行りなのでしょうか…

自由なネコさんも書かれておられますが

臨済禅師は言った。逢仏殺仏(ブッダに会ったらブッダを殺せ)と。+追記 - 自由ネコ

ももはなさんの語られる「逢仏殺仏」には

ギリシャ神話の「親殺し」の「象徴」に通じるモノがあると感じます

 

「逢仏殺仏」は既存のシガラミからの開放を以て

「解脱」を説きますが…

 

ももはなさんの「逢仏殺仏」は

「しかして何の感情も抱かず無字の境地」

で締めくくられています

 

仏を殺しても

父母を殺しても何の感情も抱かない

… 

ももはなさんの「解脱」の比喩は限りなく

凄絶な戦場から生還した兵士の「トラウマ」に近いモノがあるように

私には思われます

 

「安心感」を得るために殺戮の高揚感を繰り返さざるを得ない

自らの「毒」を痛切に把握するももはなさんが

自社の部下たちを養い育てる為に取った選択肢が

「白米と味噌になる」

というのは彼女がたゆまず御自身の葛藤を見据え

克服する努力を続けられた所以の「真実」であり、

「自信に裏付けされた強さ」でもあると感じます

 

私がももはなさんに初めて出会ってダダ泣きした(今読んでも泣ける…ヤバい)この記事で書かれておられるように

however-down.hatenablog.com

 

「汚い」死体を「キレイ」にすることで

醜悪で忌避される「死」をも

美しい追憶の要と成し得る

慈愛あふれる「私の」ももはなさんが

自らの「毒」をも「薬」とし

「女傑」な自分を輝かしく受け入れられている

と(私が)感じられるには

やはり、破壊性を制御し、

悲劇的な壊滅を回避する「可能性」を生み出す

「理想の父」なるモノへの葛藤についても

是非とも語って頂きたい

 

というトコロで…

まあ…

「本当」には知りもしない「ももはなさん」について

勝手に色々決めつけるようなことを書いてしまいましたが

… 

こんなに色々、精神分析の現場では分析家は言いません*1

とだけ付け加えて本日のトコロは終了させて頂きます

*1:取り敢えず、被分析家に徹底的に話して頂きます。

「猛女」について。

「女傑」について。

「パパの生き様」について。

頭目(ファザー)〜!!!」について。

ノロイ」について。

「逢仏殺仏」について。

そして…「生む!」と言った母と、

困惑顔の父について。

何でもかんでも洗いざらい吐露(=自由連想)して頂きます。

そして…

「解釈」は常に被分析家の口から

ポロっと出る時が一番「効き目」がある。

というのが私の印象です。

【資生堂のダルちゃん】ダルダルな自分を受け入れるということ

ダルちゃん、終わってしまいました…

 

がっかり…というか…寂しいというか…

 

微妙なトコロですが

 

ああ、やっぱりそこに落としたか…

 

って感じです。

 

ダルちゃんシリーズの最初の記事で、

【資生堂のダルちゃん】 擬態 と 自己愛の欠如 - 精神分析のススメ

ダルちゃんは自己肯定感のない人説

を説きましたが…

この記事で

【資生堂のダルちゃん】 愛し 愛される幸せの 奇跡 - 精神分析のススメ

あ、やっぱ、ちょっと違ったかな(*ノω・*)テヘ

と撤回致しました…

 

ダルダル星人の比喩は実は

「ふつーじゃない」自分に対する

自己否定感を表すモノではなく

母なるモノから分離し自我を確立し得なかった

「未分化な自我」

を表していたのでは…

 

というコトで落ち着いていたのですが

 

最終回に至る流れを見るにつけ…

 

母なるものからの分離を果たせず

父なる理想を見失った

「未分化」な自我のお話

 

という印象を受けます。

 

この回で

「ダルちゃん」第44話 | ダルちゃん | 花椿 HANATSUBAKI | 資生堂

ダルちゃんは

サトウさんの彼が「堂々と」ダルダル星人でいるトコロを見て

「だってそんなの普通じゃない」

と激昂します。

 

普通じゃないから

いつも何かになりきらなきゃ

と感じて「頑張っている」人が

ダルダルでいられる「他者」に怒り、攻撃的になるのは

至極当然なことです。

 

だって、自分に許し得ないことを

他人が平気でしているのですから…

 

「何かに」ならなきゃ…

と頑張る人達は*1

「普通」は「自己否定感」の強さ故

忌避する「ありのままの自分」を否定するあまり

他者に「否定した自分」を「投影」し、

思う存分攻撃します

 

45話でダルちゃんが分解してしまうのは

コウダさんは自分と「同じ」ダルダル星人で

彼を攻撃することは

自分を攻撃することでもある

というコトに気づいてしまった

ダルちゃんの

自我の崩壊

が描かれている

と感じます

 

私にとって

ダルちゃんのお話で唯一モノ足りない

トコロがあるとすれば

ここの部分です。

 

「古い自我の崩壊」は一筋縄ではイキません

少なくとも心理療法の現場では…

 

愛するモノを守るために

攻撃性を圧し殺し

拒絶され、否定される

イタミから自分を守るため

頑張ってきた「古い自我」は強固です。

 

いままで、頑張ってきた自分を手放すのは

とてもコワイことです。

 

責めたい気持ち、

「私はあなたとは違う!」

と声を上げたい気持ち

どうしようもない怒りの感情に

どうしても翻弄されてしまうものです。

 

共感する立場のセラピストも

その怒りを前にして冷静に

「存在しないまぼろしを幸福の鍵だと思ってはいけない」

等と「解釈」できなくなってしまうことも

ママあります。

 

又、そんな「解釈」が更なる怒りを呼び起こすことも

ママあります。

 

ところが

 

場面はあっさりと変わり

46話のダルちゃんは

詩作に没頭しています

 

自己破壊のイタミを創作で昇華し

自分を刷新する

ダルちゃんは

理想的な「被分析家」と言えましょう

 

ママ(もどきヒロセさん)から拒絶された

トラウマを克服し

「分離」を果たし、

「自我」を確立するには

外界への興味関心

「発達」の方向性を指し示す「父親的」ナニかが必要です

 

ダルちゃんに

「普通であることは幻想でしかない」

と教示し、

ダルちゃんを「古い自分」の価値観から解き放つモノが

もう一人の「母」的存在であるサトウさんの恋人である

定石ならば、

抗い難い魅力を感じるか

徹底的に憎む対象となる筈なのですが

ダルちゃんにとっては「母」にくっついてる付属品にすぎない

扱いなのは

「父親不在」と言われる日本人の内的世界を象徴する

という点から大変興味深いトコロです。

 

女児にとって「父」なるものは

「母」に属し

自分には手に入らないモノである

 

そのことの絶望感を象徴するかのように

ダルちゃんは

理想の「父」になりえない

ヒロセさんと決別する決心を固め

サトウさんを心から祝福し

コウダさんを(母なるモノの)パートナーとして

無条件に受け入れます

 

「理想」としての「父」を「求めない」選択は

「自我」を確立することを放棄することでもあるハズなのに…

 

ダルちゃんのお話は

喪失感と諦観

すなわち

終わりのない鬱

で終わりを迎えた

と私には感じられます

 

それは期待することを諦め

裏切られることを拒否し

心穏やかに

ダルダルと、フルフルと

生きる決意なのかもしれません

 

このお話に共感する日本の皆様には

「理想の父」を回復することに

ウィニコット様の言われる

【資生堂のダルちゃん】 母親に否定されるということ - 精神分析のススメ

「本当の自分」を取り戻し

自己実現を果たす

物語のハッピーエンドの鍵があるのでは…

と申し上げたいトコロです

 

ダルちゃんシリーズ、これで10記事にもなりました…

楽しみにしていた連載が終わってしまって

寂しい…

 

*1:杉田水脈氏とか、そんな感じですね

自覚なく破壊力ありすぎな言葉の暴力を振るうトコロが…

炎上CM と 分かりやすい「正義」の欠如

しばらく前になってしまいましたが…

この記事の著者に、めっちょこカシコイーと、シビレてしまいました

finders.me

ブコメでも書きましたが、

今まで読んだ中で一番、「アメリカで今、起こっていること」が

うーん、納得!

できる描写だと思います。

 

ナイキの宣伝はターゲット層が熟考されているため

頭の固い白人層は怒って離脱してしまったものの、

スポーツ用品を買う大多数のマイノリティ+小金持ちリベラルな若者には

受け入れられる

上手な炎上だったが

牛乳石鹸とブレンディの宣伝は

獲得ターゲット層(=男性は石鹸もミルクコーヒーも買わない?)

を誤ったが為

下手な炎上と相成り、売上が落ちた。

という主旨で

うーむ!流石はマーケティングのプロ!

 

と唸らせる明晰な分析も素晴らしい。

 

とはいえ、ナイキの炎上と日本の炎上では、

ターゲット層を超えた根本的な「倫理」の取扱が

成功と失敗の分け目になったのでは…

と感じるので、書いてみます

 

ナイキの宣伝については、上記の記事に書かれているように

 

黒人差別問題に抵抗する選手を讃えるという

 

政治的に明確で「正義感」に訴える崇高なメッセージがあります

 

牛乳石鹸も、ブレンディも

世の中の矛盾や「建前」に肉薄する内容ではありながら

そこを切り崩したからといって

「すっきり」キレイに「正義」を感じられないトコロが

強烈なインパクトは与えられたものの

広告としては失敗した所以ではないか

と私には感じられます

 

私もしばらく前に3記事(!)にも渡って書きましたが

(そこまで思い入れていたとは…自分でもびっくりです)

牛乳石鹸で、「さ、洗い流そ。」では済まされない時。 - 精神分析のススメ

牛乳石鹸を嫌悪する人々は MBTI の F (感情型)なだけ? - 精神分析のススメ

牛乳石鹸と、父親不在 - 精神分析のススメ

 

この方が秀悦な分析でまとめられておられるように、

mistclast.hatenablog.com

 

牛乳石鹸の炎上案件は

 

お父さんも思うトコロあって、

父親として頑張ることに心を注げない

という…

乗り越えがたい葛藤を抱えているんだ…

という

このポスターもそうですが、

日常のストレスから

特に(意識的に)相手を憎悪する理由もなく

理不尽に他者を傷つけてしまう罪悪感を

キレイさっぱり洗い流しましょう

 

という

まあ

そんな、石鹸なんかで

ストレス洗い流すのは良いんですが

罪悪感まで、簡単に流しちゃって良いの?

 

と、何でも水に流しちゃう日本人としては、

男女を問わず

虐める側、虐められる側を問わず

意識に浮上させたくもない罪悪感を喚起されてしまうが故

微妙に「不愉快」なテーマです

 

マクベス夫人が血みどろの手を洗い流そうとしているトコロに

キティちゃん…はオランダ人なので…ポプ子等

日本人御用達のカワイイ(?)キャラが

「はい、牛乳石鹸なら、キレイになるよ!」

と石鹸を差し出すくらいなら、

皆そこまで居心地悪くはならなかったのではないでしょうか

 

ブレンディの宣伝は

私も観てギョっとしました…

日本の広告業界、トンガッてるなー

又々、この方の

日本の若者=畜牛*1

というメタファーを使って

自社イメージを「売った」点が炎上した所以

という分析に感激したので、貼っておきます

mistclast.hatenablog.com

 

卒牛式で…就職先ならぬ、就牛先が…

如何にもヤンキーな若牛は闘牛場に…

真面目そうな男牛も食肉産業に…

 

生き残れる牛は「エンターテイナー」でしかない…

 

究極的には

モノを生み、創り出すこと=(資本家に)搾取されること

にしかならない「資本主義」経済の歪みを

如実に描いていると感じます…

 

ブレンディのえげつない宣伝は

ユーチューバーになりたい

昨今の子供達の

ディストピアな世界観を

表現しているのではないでしょうか…

 

子供時代を卒業することで

男は食いつぶされ、女は性的に搾取される

という日本社会の歪みを風刺するモノだとしても…

凄惨なイメージがあまりにも生々しく想起されて…

最後の校長先生の好々爺オーラと相まって

もー、えげつない…としか言いようがない… 

 

牛乳石鹸も、ブレンディも…制作者の

ブランドのイメージを刷新し

商品を「売り込む」という表向きの意図は

失敗したけれど…

日本の近代化に伴う欺瞞*2や歪*3如実に…鋭く浮き彫りにした

「芸術作品」としては

ナイキの「わかりやすい正義」のプロパガンダに匹敵する

完成度の高いモノだと

私には感じられます 

*1:社畜って、この宣伝の後に流行った言葉なのでしょうか…

*2:罪は水に流してしまえば、OK!

それがダメならハラキリの美学がある!

的な…

原罪の重責に耐え忍ぶ欧米人にしてみたら理解不可能な

日本人独特な「倫理観の欠如」に対する受容的態度

*3:性愛も食もカネで買えるモノでしかなく

資本主義経済という冷酷なシステムに組み込まれた

「個人」は家畜と変わりない

汚い「父」なるモノへの失望 と 大人になれない僕ちゃん達【レペゼン地球のDJ社長】

ちょっと心配で…

老婆心丸出しで書いてます

 

レペゼン地球のDJ社長にゆる~くハマっている私です

 

7月だったかに、YoutubeのチャンネルがBANされて、

もーどの動画見たのかもわからなくなっているので

ざっくりとした印象ですが…

 

BANされても最速でチャンネル登録者数が増えてる、

やったー

みたいなお目出度いニュースが流れてきた後、

プレゼント企画をやっておられました

アヤシすぎる…

お金は一体どこから出てるんだろ…

と思ってたら、

今度は幕張メッセでイベントだそーです

彼、騙されて借金してるって話でしたよね…

トラウマの反復衝動にハマってそーで…

大丈夫…?

又、誰かに上手いこと騙されてない?

ってなります

 

彼の昔のチャンネルで、

女の子にお化粧をしてあげる

という動画があって

見るからに

虐待の闇がにじみ出てる女の子の顔を

おもちゃにしてる画像が

はっきり言って、めちゃくちゃ怖かった

自分の顔をめちゃくちゃにされて

只ひたすらニコニコ笑ってる

女の子も含めて

ホラーだと感じました

DJ社長が実際に犯罪者予備軍だとは思いませんが

コンクリート詰め殺人事件の犯人が暴行事件を起こしたニュースを

ちょっと前に見ました

 

あの事件を起こした子供達も

きっとこのノリで被害者をおもちゃにして

エスカレートしていったのだろーな

と思ったら

彼の動画を無批判に楽しく閲覧できる人が

沢山(イイね千超えてたと思います…)いるという事実が

めちゃくちゃコワくなりました

 

DJ社長の底抜けの明るさと子供じみた大盤振る舞いには

痛烈な自己否定感と残虐な暴力性

が潜みます

 

自分でもきっと分かってはいるのでしょうが

それにしても酒飲み過ぎ…

 

理不尽で残酷に子供達を欺く社会に盾付き

規範を「否定」して笑い飛ばすだけでは

真の自由は得られません

 

好きなコトして生きていく責任と覚悟を説く反面

周囲から「期待される」ことを重荷に感じ

皆に「がっかり」されるのが当然

と、あえて「信頼」や「期待」を裏切る行動を取り*1

「所詮俺たちは子供だから…」

と笑う彼等を見ていると…

 

期待してやまない「父」なるモノに理想を裏切られ

見放されたトラウマを克服できず

強がる子供達の悲劇を目の当たりにしているようで

やりきれません

 

幕張メッセ、皆で楽しんで

採算が取れて借金も返せると良いのですが…

大丈夫なのでしょうか…

 

まあ、DJ社長なら、騙されようが、盛大にスベろうが

次は絶対上手くいく!

と常に刷新されるトラウマに新しい結末を付けることを思い描いて

前向きに突き進むのでしょうが…

 

彼が汚いオトナの嘘と裏切りのトラウマの「負の連鎖」にハマり、

子供達を騙す汚いオトナに成り下がってしまうのか

裏切りと失望の物語に「終わり」を付け

「愛」を深め

創造性を発揮できるのか…

ちょっと…いや、スゴく楽しみです

*1:彼等のYoutube動画には、まだ「見せる」工夫が凝らしてあるけど…

はっきり言って、音楽は恥ずかしい…

聴いてるだけで…

あんたら、本当にカネ取って客集めて聴かせられると思ってるんかい?

ってなると同時に…

「他人を笑わせたい」

きゃりーぱみゅぱみゅみたいになりたい!」

と、ゆー素直さに、

うんうん。お客さん沢山、来てくれて、楽しい時が過ごせると良いね

という気持ちにもなります…