精神分析のススメ

海外在住メンヘル専門家。ヒップな精神分析をめざしております。

【レペゼン地球のDJ社長】と アラーキー

レペゼン地球のDJ社長にちょっとハマってます。

先日の記事を書いた後で、

【レペゼン地球のDJ社長】と ポール・ゴーギャン と ブルーノ・マーズ - 精神分析のススメ

更にもう少し色々な動画を観たのですが、表面的には、明るく、朗らかに行動力もありながら、彼(と、彼を取り巻く若者達)の闇も深そうで、エミネムの様に

およげ!対訳くん: The Monster エミネム (Eminem ft. Rihanna)

www.youtube.com

ベッドの下のモンスターと戦っている。

と、書きました。

 

この記事では、彼の抱えるトラウマをエミネムになぞらえようかとも思ってたのですが、「俺は神だぜ。クソったれ!」と、常に怒り炸裂なエミネムに、お笑い系のDJ社長を結びつけても皆ちょっとピンとこないかなー、と思い悩んでいた矢先、この記事

その知識、本当に正しいですか?|KaoRi.|note

に出会ってしまったので、予定変更で、「ぼくちゃんってば、天才だから…ガハハ」と幸せな自己肥大感に溢れるアラーキー

荒木経惟インタビュー 77歳でなお勢いを増すアラーキーの生き方 - インタビュー : CINRA.NET

と #Metoo に引っ掛けることにしました。

 

このクリップ(18禁閲覧注意)

 

【笑い過ぎてお腹痛いw】人のア◯ル開発してみたら腹筋崩壊したw『レペゼン地球』 - YouTube

いくら日本語で何言ってるか分からんからって、Youtube の検閲が、もし欧米基準だとしたらリムられて当然でしょう。*1

あんたら、何やってんの?

ってくらい、日本人のお子様達の悪フザケがすぎてましたわ。

 

まあ、日本のお笑い業界自体、こんなノリなので仕方ないのかもしれませんが…

 

はっきり言って、ガッツリ #Metoo 案件だと思います。

 

前記事でも少し脚注で触れましたが、DJ銀太さんがこんなことを喜んでするのは彼の生育歴に性的虐待があるからでしょう。

 

ということで、性的虐待について、サンドール・フェレンツィという分析家の考えを紹介しながら、掘り下げてみようと思います。

 

フェレンツィは、ユングアドラーと同じく、理論的見解の不一致で袂を分かつ、フロイトの愛弟子の一人です。

 

彼等の考え方の違いは、幼児期の性的トラウマの捉え方にも現れました。

 

フロイトは、当初、

ヒステリー(神経症)は(現実に起こった)性的トラウマに依るものである

という見解を示したものの、世の批判を受け、後に

性的トラウマは子供の幻想に端を発する

というスタンスを取るようになりました。

 

レイプやいたずらのケースで、告発があっても

被害者(子供や女性)の証言は信用できない

と反論されるのと…まあ…

似たようなことが19世紀終わりのヨーロッパでもあった

ということです。

 

そこそこ裕福で、世間体もある良家の子女が、そんなにしょっちゅう性的虐待を受けてるわけがない!

と、世論に叩かれたのと

現代で言うところの境界例患者さん達の認知の歪みにも辟易したであろう

フロイトは、性的トラウマの代わりに、

幼児期の性的幻想が葛藤の根源となり、神経症を形成する

と立場を変えたワケです。

 

実母と乳母に「いたずら」された記憶を有したフェレンツィは「言語の混乱」という論文を発表してフロイトと決別し、翌年、59歳で亡くなります。

Ferenczi, Sandore - 裕’s Object Relational World

https://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A1ndor_Ferenczi

 

フェレンツィは、神経症、性格障害、統合失調等の精神障害*2は、幼児期から継続する慢性的なトラウマによって引き起こされる。

という見解を基に、論を繰り広げました。

 

「慢性的トラウマ」の定義は

 

過剰な刺激

欠乏状態(飢餓)

共感の欠如

 

のいずれかが、常に存在する状態です。

 

いうなれば、自閉症スペクトラムを筆頭とする発達障害の多くの方々の内的経験は、この3か条を満たす。

とも言えましょう。

 

フェレンツィは、この「慢性的トラウマ」の概念を性的虐待にもあてはめました。

 

幼児性的虐待

子供が親に求める愛着欲求を、大人が性欲と誤認して性的な対応をすることで、起こりえます。*3

 

フェレンツィの言う「言語の混乱」は、エディパス期にしばしば見られる、子供が親と結婚する「ごっこ遊び」から始まります。

 

認知が歪んだ親は、子供の無邪気な「ごっこ遊び」を性的な意味合いを持って受け止めます。*4

 

例えば、父親が娘と遊んでいる最中に、娘が父親と

「一緒にお布団で寝よう、ママとパパがするみたいに。」

と提案します。

認知の歪んだ父親は娘の提案を、性的な意味合いを持って受取り、娘の体をイヤラシく触り始めます。ここに、子供にとっては「過剰な刺激」が生まれます。

 

父親は更に、

彼の歪んだ性愛こそ、娘が求めていたモノだ

と子供に信じ込ませます。ここに、「共感の欠如」による「(愛情の)欠乏状態」が生まれます。

 

かくして、性的虐待が感情的放置(ネグレクト)と同等に、境界例や自己愛性という病理の根源となりえるのです。

 

「後輩のアナル開発したら腹筋崩壊」に話を戻しましょう。

 

DJ銀太さんの「ウケさえすれば、アナルを開発されても本望」という態度は、生育過程で性的虐待を受けた子供達が「人肌のぬくもりを得られるなら、性的に搾取されても本望」だと「混乱」するのと同等です。

 

DJ社長の「カネと名声のためには人としての尊厳などかなぐり捨てる」という信仰は、DJふぉいさんが、彼の勧誘に応じた際、パンツを下げてチンを露出した逸話にも反映されています。

 

露出することでウケを狙う

 

自分で選んでやったことと、割り切っているつもりがいつの間にか「イヤ」と断れない状況に自分を追い込んでいる。

 

「大したことない」イヤが、積もり積もって耐え難い重荷となってのしかかってくる。(自分も)相手も、今まで「イヤ」だったことにその場その場で対応できていないので、無神経に、「そんなことで今更イヤと言われても困る」と強硬な反応になる。

直接の対話が不可能になり、#Metoo 案件が出来上がります。*5

 

KaoRiさんの記事から、#Metoo 案件には稀な冷徹さと愛情を感じるのは、彼女が「自分がナニを求めて」アラーキーとの歪な関係性に取り込まれてしまったかを徹底的に分析する姿勢があったからでしょう。

 

彼女の記事が誰を責める口調でもないと感じられるのは「『天才』のお人形さんになることを求めた自分」を受容する覚悟をもって #Metoo に挑んだからでしょう。

 

(少なくとも今の)DJふぉいさんや、銀太さんには、KaoRiさんの様な自分に対する冷徹さが、あるとは思えません。

 

アラーキーもちゃんとKaoRiさんと著作権を折半でもすれば

男気あるぅ~!流石は、天から才能もらいすぎマン!

とも思えるのに、甲斐性もない、ケツの穴の小さい僕ちゃんで、ナサケナイ「天才」で、本当に困ったちゃんです。

 

ま、DJ社長はイェスマンらしいので、気前よく手切れ金をパァ~っと渡して、自分は一文無しから再出発。

 

という、漢な結末(ホリエモンも、ちょっとそんな感じでしたね…)を迎えるのかな、とも思いますが…

 

こーゆーシナリオは、欧米感覚ではガッツリ「自虐」なんですよね…

 

因みに、この画像、DJ社長の自虐ぶりが表れていると思います。

DJ社長 那須川天心にボコられるwwwwwwww - YouTube

こーやって、自分を痛めつけることで、自分を囲む「友達」を悦ばせて彼等の攻撃衝動を鎮静できるのかもしれませんが…

 

お互いの傷の痛みを、仲良くヤッている今のうちに、きっちり言語化して分かち合っておくのが破滅的な結末を避けるには一番の良対処だと、欧米思想に毒された私は思っております。

 

もっとライトなアナル開発ハラスメント案件(なんやねん)についても書いてます。

さりげにトラウマ - 精神分析のススメ

*1:基本的に、私は表現の自由を擁護します。この映像も、欧米基準ではリムられて当然ですが「日本の若者の間でウケている」という状況の方が危機的で、この映像を公開したレペゼン地球に一方的に非があるとは決して考えておりません。端的に言いますと、この様な映像に「イイね」する鬱屈した若者(?)が沢山いる日本社会のあり方が、余程「病的」です。

*2:統合失調症等は、遺伝と環境要素が絡んで発現することが現代では分かっていますが、何卒、1932年の論文なのでご了承。

*3:貧困や、薬物依存が蔓延した環境では、親が子供をカネ儲けのために性的搾取する、という凄惨なケースもありますが…

*4:フェレンツィはこのことを大人の「情愛の言語」と子供の「優しさの言語」の食い違いという描写をしています。

*5:搾取感ガッツリ人でなしサイコパスに引っかかるパターンも有りますが…そんな関係にどっぷりハマるのは、やはり愛憎や、カネと名声への欲望に囚われてしまうからでしょう…

【レペゼン地球のDJ社長】と ポール・ゴーギャン と ブルーノ・マーズ

先日、こんなツイートしました。

 

ああ、やっぱ、外国人には何言ってるか分かんないし、編集で間を抜いて、早口に輪をかけてあるから、そーゆーふーに聞こえちゃうわな…

 

とは、思います。

が、この話方、もしかして日本の漫才に似てる?

ラップみたいに、

ラップは狂気? - 精神分析のススメ

受け答えのリズムを大切にする漫才は、躁な芸風?

 

とかも思ったりして…

 

確かに、

「こいつ、聞いてるだけで(躁全開の患者を相手してるときみたいに)めっちゃ疲れるわ」

という医師の感想も(何せ、一日の激務をこなした後でしたから…)、

「うーむ。まあ、分かる。」

 

でも、この映像

www.youtube.com

に関して言うと(いつもはクレイジーでフザけてる彼には珍しく?)マジメな内容だし、ちゃんとスジも通ってるんですよね。

 

躁状態の患者さんみたいに、言ってる内容がカオスじゃない。

 

となると、慢性的に躁なのか…

って、問題です(借金しまくったみたいだし、常に自分をギリギリまで酷使してるみたいだし、自己肥大感アルアルだし、性欲暴走してそうだし)。

 

というわけで、勘違いして頂くと困るので、一応これ、貼っておきますね。

誤使用によるダメージの責任は、一切負いません。

neofreudian.hatenablog.com

 

でも、この記事書いた後で、更に色んなクリップみて、思ったよ。私。(DJ社長が伝染った…)

DJ社長も

ベッドの下のモンスターと戦ってる

www.youtube.com

って。

 

 

医師が

「こいつ、躁ちゃうか…」

の後、続けて

「絶対ゲイやろ」

って、宣われたんですよね。

 

(がっつり私の解釈ですが‥.)去勢願望の強いイマドキの日本のオトコの子達は、アメリカンにいわせると、80%は

「ゲイ(もしくはトランス)?」

と思われる

というのが私の印象なので、DJ社長に限ったことではありません。

と、一応反駁しておいたのですが…

 

続けて観たクリップ

【キス祭り!】101人とキスするまで帰れま10!(in 渋谷ハロウィン)『レペゼン地球』 - YouTube

でイキナリ男同士でディープキスしてて、www

 

ハイ。

 

パンセクシュアルなゲイの可能性の強い彼等でしたね。

 

医師の直感力に、恐れ入りました。(医師は、もう既にお家に帰った後でした)

 

DJ社長、痛烈な自己不全感(不治の病持ち、ニンニク鼻=醜悪)をヒューモアや、野心という形で昇華した上での「レペゼン地球」という名前にも現れる、地球=自分をレペゼン=Represent(代表)するという、自己肥大感、がっつり躁っぽいです。

 

が、そんな彼が「精神病」か、というと、それは又別問題です。

 

彼自身、おそらく

「自らを取り囲む『現実社会』との乖離に耐え難い軋轢」

を(とりあえず現時点では)感じていなさそうだからです。

 

「耐え難い軋轢」から目を背けるのではなく、現実的に「軋轢」を解消しようとするたゆまぬ努力を継続できているからです。

 

「愛されたい」

という根源的欲求を

「他人を楽しませる」

という手段をガッツリ現実的に(=他者の視点を考慮した上で)駆使して、それなりに成功している

からです。

 

その事自体は

スゴイなぁー

と、感嘆するしかありません。

 

彼(とその周囲の人達)の、自己表現については…

うん。まあ…

面白くて、ついつい色々な動画、観てしまいましたが…

正直な所、プリミティブ(原初的)過ぎで…

こんなん観て喜んどる日本人、本当に大丈夫か?

ってなりました。

 

渋谷のハロウィンとか…

まあ、アメリカンも、イイ大人達がパレードとかパーティーとか派手にやったりもしますが、基本的には「お子様達が、お菓子貰えるお祭り」なんですよね。

 

それが、イイ年した若者が仮装して(=自分ではないモノになって)抑圧を取り払って、乱交(=キス101人)状態になるって、正に「自我の退行」です*1

 

「ウンコ食べたい」ネタも、肛門期固着ガッツリ*2で、あんたら、5歳児かい?って感じで…

 

DJ社長の、

「お母さんから『高校だけはちゃんとした所に行ってくれないかな』って言われて」

という部分、流石は日本人…って思います。

 

欧米人だと、たいてーはブルーノ・マーズ

www.youtube.com

Bruno Mars - The Lazy Song - 洋楽歌詞和訳サイト - (What's the Story)ヨーガク?

I might mess around, and get my college degree
I bet my old man will be so proud of me
But sorry pops, you'll just have to wait
Haha

気まぐれに 大学に入って 学位でも取ったろか

じじい(父親)も、きっと喜ぶだろう

けど、ごめん、父ちゃん、もーちょっと待って

ハハ

 

みたく

「父ちゃんに、誇りに思ってもらう為に」お勉強頑張る。カネも儲ける。

ってなるんですよね。

 

まあ、日本人には「父親という葛藤を乗り越える」エディパス期が存在しないから

「ママ、僕、偉いでしょ?褒めてくれる?」

になるのでしょうが…

 

ママは(男=父親になりつつある)僕を受け入れてくれない

 

ので、

 

ヤリチン(=不誠実で汚いオトコ)になって、どんどんオンナを使い捨てることで(ママにだけは忠実な僕ちゃんとしての)自己価値を確認しようとするか

 

去勢願望(=オトコらしさを捨てる)をつのらせて、ママにすがりつくか

 

の2択しかなくなるのでしょう。

 

DJ社長が、若者(?)の心を(良くも悪くも)ワシ掴みにするのは

「仕事を辞めたいあなたへ」YouTubeで人気のDJ社長(レペゼン地球)の動画がすごい | さかめも

抑圧された日本人の「自由」への希求を(表層的に)満たしているだけではなく

自分を慕う「子供達」には、惜しげなく自分の培ったノウハウを伝授し、一緒に楽しむ父性的存在として君臨できるからなのでは…

とも、感じます。

 

「家」では父親不在の日本人には、甲斐性のある「社長」が全てですからね。

 

まあ、DJ社長とレペゼン地球の若い衆が、ヤリチンで享楽的にやってられるのも、若いからでしょう。

 

ゴーギャンだって、

ポール・ゴーギャン - Wikipedia

脱サラして、夢を追ってアーティストになって、才能があって、死ぬ直前まで、美少女達とヤリチンし放題でしたが、大人(=父親)になりきれず、性病に苦しみ、阿片の過剰摂取(?)で孤独な死を遂げてますからね。

 

DJ社長さん、才能はあっても、日本人の充たされない「自由」への希求を反映することはできても、本当に自分が求めていたモノは何だったのか。

 

見つめ直さないと、ゴーギャンみたいにドラッグに溺れて孤独死してしまわないかと、ちょっと心配です。

 

DJ社長には、

是非とも日本の若者をグイグイ引っ張る大物になってもらいたい

という応援の気持ちと

武道館目指すなら、ちょっと、その子供じみたエンタメは早く卒業して。お願い。

欲望のカタマリでも超絶格好良い

www.youtube.com

【歌詞和訳】24K Magic / Bruno Mars : 歌詞和訳なら『ウタヤク』

ブルーノ・マーズみたいになってみて(ブルーノ・マーズも薬物過剰摂取で急死するかもしれんけど…)。

という切実な(私的)感想を込めて、書いてみました。

 

どーでも良いですが「レペゼン地球のDJ社長」って、語呂がこの曲の

あ れぺぜん クイーンズ し わず れーざう ブルックリン

を彷彿とさせるんですけど。私だけですか?

www.youtube.com

 

DJ社長にハマってます。

彼の「クローゼットの中の骸骨」に更に迫ってみました。

【レペゼン地球のDJ社長】と アラーキー - 精神分析のススメ

*1:「退行」自体はリオのカーニバル等「祭り」の機能でもあります。枠組み(=日常と非日常の境界)がしっかりしていれば、「悪い」ことでは決してありません。

*2:あ、アナルネタのクリップ観ましたが、DJ銀さん(自覚はないかもしれませんが)私から看て、85%幼児性的虐待被害者です。身内か、イジメなのかは分かりませんが…DJ社長に誘われる前に、もう付いていく覚悟を決めて身辺整理してたコトとか…ガッツリ性的虐待を受けた境界例患者さん達の行動パターンです

いっしーさんへ

いっしーさんの記事で御紹介頂きました、

【精神分析のススメ】 元カノと2回目のお別れをした話 - いっしーの明るい社会の窓

ヒップな精神分析の啓蒙を志す、アヤシイ精神分析家、ネオフロイディアンです。

 

せっかく精神分析を試みていただいたので、お返事をしてみようと思います。

 

率直な感想ですが、

 

いっしーさん、素直で可愛い過ぎる!

 

これだけだと、変態に思われるので、補足致します。

こちらの質問を、いっしーさんほど真摯に掘り下げて考えてくれる被分析家は、45分のセッションに、下は保険適用で3千円から、上は完全自己負担3万5千円払ってるガチ勢*1でも、中々おりません。

 

いっしーさんの「女性を悦ばせなアカンねん強迫観念」の奥底にある、

「報われない恋の悲哀」

が切々と綴られた良記事でした。

 

いっしーさんの「本当に好き」な相手の描写に共通するのは、「好き」と言ってくれないオンナ達です。

 

逆に、自分を「好き」と言ってくれるのは「よくわかんない」オンナ達とのことでした。

 

DJあおいさんも「いつも片思いで終わってしまうループ」という記事でおっしゃっておられます。

恋愛 : DJあおいのお手をはいしゃく

 

「自分嫌いな(人)にとっての片想いとは嫌いな自分から目を背ける手段」だと。

 

ハルオサンも、似たようなことを、違う文脈で語っておられました。

自分が好きになれませんって話 - 警察官クビになってからブログ

 

自分でさえ嫌いな自分を好きになってくれる他人…何考えてるか「よくわかんない」って、当然ですよね。

 

いっしーさんの、

「ぼくは自分のことを何も話せませんでした。…というか、出来なかったんですね」

という言葉に、

「束縛しないし、束縛されない」関係しか求められなかった彼の悲哀が詰まっていると感じます。

 

だからこそ、今、自分のことを見詰める為に、ブログや、キャスで自己表現をされているのではないか…とも。

 

と、云うわけで、いっしーさんには「自分が嫌い?!」という問題に取り組んで頂く所ですが…

 

これ、一人でみっちり考え始めると希死念慮が出る危険性もあるので、オススメできません。

 

変化球で、今、自分がしている努力は、本当に、自分を好きになるという結果を生んでいるのか…という所に迫って頂くのもアリですが…

 

これも、考え過ぎると何も出来なくなってしまう危険性も有りますので…

 

まあ、今は充電期間と開き直って、自分がやりたいことは何か、好きなモノは何か、ということに忠実に生活しながら、

「何が、自分をもっと幸せに生きる邪魔をしているのだろう?」

と訊いてみるのが一番だと思います。

 

実はマジメで、がんばりやさんないっしーさんなら、きっと何か素晴らしいコトができる、と莫大なポテンシャルを感じます。

 

因みに、精神分析では、自分のことを「好きになる人達」や、自分が「求めて止まない(けれど、愛してくれない)人達」に対する根源的幻想を、自由連想や、転移感情*2を糸口に、辿っていきます。

 

これも、ちゃんと頑張ると、気が狂ったかな?と思う時期もある*3くらい、大変な作業です。

ので、使用上の注意をきちんと守って下さるプロバイダをじっくりとお探し下さい。

 

クソ無責任ですが…

ヒップを目指す、アヤシイ精神分析啓蒙ブロガーの言う事なので、お許しください。

因みに、アヤシイのは私だけで、精神分析はレジット(=正統的)です。( ー`дー´)キリッ

*1:医師だと、時給それくらいでないと、やってられないそうです。ニューヨークでは1セッション5万とか取ってる人もいるというウワサですが…完全自己負担で週3回以上、分析に通えるリッチな患者さんなので、あまり金額が真剣に自分を見つめるモチベーションに繋がるワケではないようです…

*2:分析家と被分析家の間に立ち現れる感情

*3:業界用語では、Regression in the service of ego と申しまして、自我の再構築の(=新しい自分になる)為には避けられない通過地点とも考えられております

【資生堂のダルちゃん】ヒロセさんが Mな件

久しぶりに、ダルちゃんに心揺さぶられてしまったので、書いてみます。

 

ダルちゃんの、ヒロセさんとの展開に非常にモヤります。

先日、こんな記事を書きました。

鬼嫁に魅せられる男達 - 精神分析のススメ

今は昔、女は嫉妬と恨みにかられて般若と化しましたが…

現代女性が鬼嫁と化すのは、

優しくも愚昧な、「No」と言えない(=父性が欠如する)オトコ達

への不満に駆られてのことではないでしょうか。

 

私にとって、第23話

「ダルちゃん」第23話 | ダルちゃん | 花椿 HANATSUBAKI | 資生堂

は、ダルちゃんに、現代女性の般若化の萌芽を見出すエピソードです。

 

傲慢な自己愛オトコ、スギタさんと一変して、ヒロセさんは、父性(男を男たらしめるモノと言っても良いです)を剥奪された「優しい」オトコです。

 

父性に欠ける「優しい」オトコ達には、女性の欲望を満たすことも、攻撃衝動を収束することもできません。

 

オンナを鬼嫁にするオトコ達 でもあります。

 

以下、ダルちゃん(オンナ)の主張が如何に「理不尽」か、解説してみます。

 

ダ:「みんなに大丈夫だって言ってたけど、全然大丈夫じゃないですよね」

匕:「…はぁ…すみません」

 

ここで、

「オレは男や!強がってナンボやねん!」

と胸を張れず、謝ってしまうヒロセさんは、哀しくも、卑屈です。

 

自分がダルちゃんに、手伝わせた罪悪感故に謝る

というのは、共感力高いワケではなく、単なる自己否定感の現れです。

ダルちゃんは、自分で「手伝う」と決めて行動したのですから。

 

ヒロセさんが謝るのは(女性の)気持ち的には「正解」でも(男性の)理屈から言うと「理不尽」です。

 

ダ:「説明…すごく分かりにくいです」

匕:「ハァ…すみませんでした」

ネ:「謝るだけかいな…全くもぅ…」

 

理屈で返す(男)なら、「どこが分かりませんでしたか?」と、フォローしなければ。

 

ダ:「誰にでも分かる書き方じゃ全くなくて…不親切だと思いました」

匕:「ハイ…そうでしたか…すみません」

ネ:「それは、『不親切』ではなく『伝達力の欠如』です」

 

ダ:「んで、分かりにくいから質問しようかと思えばすごく余裕がなさそうで…遠慮しちゃってました」

匕:「ハイ…そうだったんですね」

 

分からなければ質問する。

「質問しようかと」思うのであれば

「余裕がある時に伺いますので、教えてください」

とコミュニケートできるのが、お互いが自立した関係です。

 

こんだけ理不尽にダルちゃん(女性)に責められて、

「ハイ、私が悪う御座いました」

なオトコは、はっきり言って

「ママに怒られるのがコワくてとりあえずハイハイやり過ごすけど、何一つとして、聞ーちゃーいねー」子供と一緒です。

 

だって、理不尽な母親に、自分ではどうしようもないコトで、責められてるのと一緒ですから。

 

余裕がない時に、余裕なんて

「ハイ、そうですね。」

と、つくれるものでは御座いません。

 

ダ:「そういう空気感はあまり前面に出さないでおいて…」

匕:「フッ」

 

ここで、ヒロセさんが笑うのは、スゴく分かります。

 

あまりにも理不尽ですから。

笑うしかありません。

 

けれど、彼はこう続けます。

 

匕:「同情されやすい人生だったもんで、…ちょっとみじめな気分だったんですけど、怒ってるし…良かったです」

 

このセリフは、微妙です。

 

「同情されたくない」には、

「弱い自分でいたくない」

という気概を感じます。

 

しかし

「怒ってるし…良かった」

では、オンナをSな鬼嫁にしてしまう完全なM男君。

弱い自分に逆戻り…というか、自分で自分を貶める、自虐なM君です。

 

ダルちゃんにしてみれば、初めて自分の声で、怒りを表現できた場面ですが…

そこで感じた自分の「強さ」を如何に「優しさ」に昇華できるか。

という所にダルちゃんが般若化回避できる可能性が秘められていると思います。

 

自己否定感の強い二人が、お互い「本当の自分」

【資生堂のダルちゃん】 擬態 と 自己愛の欠如 - 精神分析のススメ

を見つけられるには、父親的存在も必要だと思うのですが…

 

「良いお母さん」との同一化

【資生堂のダルちゃん】好きなモノ 追記 - 精神分析のススメ

だけで日本人女性(=ダルちゃん)の物語は終わってしまうのでしょうか。

クラゲデビューしてみました。

ふふふ。

愛内画伯作です。

唇と、頬のコケ具合が大変気に入っております。

今までのアイコンも、インパクトがあって、わかり易くて気に入っていたのですが、無断使用していたので心苦しかった…

あーすっきり。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

鬼嫁に魅せられる男達

この元ツイ、もう消されてしまったようですが、Togetter でこんなの見て

 

帰宅が遅れたことにより(妻へのアナウンス怠り)妻に夕飯をぶちまけられた男性と、その男性への反応の数々 - Togetter

 

それに対するネット民の反応があまりにも、アレだったので書いてみます。

 

彼の帰りが遅いからと、ご飯をシンクに捨てる奥さん。

 

写真のインパクトがスゴイ…

 

ウケ狙いで創ったんじゃない?という邪推もありますが。

 

そこまでするか?

 

私的には、

せっかく自分で作った夕飯を、帰りが遅いからってあてつけで捨てるなんて、奥さんPMS

ですが、

ツイ主のハナイリスさん、奥さん愛している垢で、

奥さん頑張ってるから、がっかりしてキレただけなのに、こんな写真で鬼嫁振りを晒すなんてサイテー

な反応(表現柔らかくしてあります)が多くてびっくり。

 

まあ、女性にアンビバレンス(両義的感情)を抱いている方なので、こんな反応がつくのでしょうが…

 

むらきちさんといい、

鬼嫁 | MURAKIDS

5歳さんといい

https://www.ism.life/contents/174

 

はてなにも何人かおられますよね。

暴虐メンヘラ妻をひたすら愛する自虐夫な芸風。

 

読んで楽しいレベルの客観性を持って書かれているので、ウケるのも分かります。

 

けど…

 

男達の(時にコミカルにも映る)献身的な態度は、裏を返せば

独りになりたくない恐怖(=ママ、どこにも行かないで)

克服できなかった(=父親不在の)ツケ

で、女性の攻撃衝動を収束させられる愛情とは又、違うのでは…

とも感じます。

 

そーゆー意味で、父親不在=母子分離の不全は、この記事の桜庭さんのように、女性を悦ばせることにコミットしても、女性にはコミットしない男達や、

性欲オンリーなチャラ男には理性がない? - 精神分析のススメ

いっしーさんのトラウマストーリー

マッチングアプリで知り合った女に唾液を飲まされてトラウマを抱えた話 - いっしーの明るい社会の窓

の様に、男女の「愛したい」という欲望に搾取感が伴う哀しくも壮絶な結果になったり、

疲弊した女性の怒りから逃れるために人形に愛を求める男達

拒絶しあう男女 ラブドールとセックスレス - 精神分析のススメ

の様に、

女を満足させられない様々なタイプの男達を量産することになったのでは…

 

と、感じます。

 

まあ…男達の献身的な(自虐)愛情だけでは女は満足してくれません。

それどころか、自虐な愛情は、男性の無関心や、無能感、最悪の場合は、彼女達の疲弊した自我を蝕む脅威として女性たちに、解釈される危険性を孕んでいます。

優しい、可愛いと評判だった日本女性がどんどん般若化していくのは無理もないかな…

とも思ってしまいます。

 

じゃあ、

パパにバックレられた僕ちゃん達が、ママに見捨てられない為にはどーすれば良いのよ!

って、話になると思いますが、それについては、後々じっくりと理想論をかましてみようと思います。

 

因みに、資生堂のダルちゃんに出て来るヒロセさんも、Sな鬼嫁を作るオトコでしょう。

【資生堂のダルちゃん】ヒロセさんが Mな件 - 精神分析のススメ

 

さりげにトラウマ

という話をしてみようと思います。こんな記事を読みました。

 

小学生の時、ケツの穴チェックされてた話

 

インパクトの強い題名の、この記事。

「エロい話じゃないです。」

で始まるのですが、

「特殊な性の目覚め?」

というブコメも付いていて、大変微妙だと思います。

 

この増田さんの記事がエロドロしていないのは、

 

読みたい漫画もお小遣いが増えたら自分で買った。

Rにトイレに呼び出されて、恐怖と羞恥しか感じなかった。

 

という内容から伝わってくるように、

彼女が理性的で(=根本的には母子分離が出来ていて)、

自分の欲しいモノは(どんなに時間がかかっても)自分で手に入れる強さ

Rを心理的拒絶する強さ

があった。という所に尽きると思います。

 

これが、例えば、彼女がRに依存していたら、

自分も尻拭きプレイに加担した共犯者=自分が誘った

等、自他(母子)の分離が出来ない人達に特有の、自分の欲望についての「うしろめたさ」と相まって、性的な興奮が介入する余地が生まれます。

 

幼児期に親に性的虐待を受けて、売春とか幼児ポルノで搾取されて育った人達(男女を問いません)の凄惨さはありませんが、十分トラウマ要素があるお話です。

 

読んで

とても辛い

と感じました。

 

子供の「死ぬほどいやだ」という「気持ちより普通であることを優先」する親が「普通に」居るって、めちゃくちゃ辛いことです。

 

何言ってんだこいつ

って思われそうですが…

 

親は「普通」は、子供のためを思っています。

 

「普通」であせるコトが「良い」ことなので、子供のためを思って「普通」を押し付けます。

 

ところが、子供にしてみれば「死ぬほど嫌。」

 

自分の「いや」という気持ちを、誰にも理解してもらえない=自分でも理解できない

更には

自分には状況を変えられない

という無力感が、トラウマの一端を担います。

 

増田さんを、トイレに連れ込んでケツ拭きプレイをしたRもきっと(親に)お尻チェックをされることが「死ぬほど嫌」だった(けど、きれいにするためには「普通」と受けあってもらえなかった)のでしょう。

 

「いや」な気持ちをリアルタイムで認識したり、表現できないことってままあります。

 

「いや」を表現できないと、ストレスがたまります。

 

心理療法やカウンセリングは、愚痴をこぼす場所になりがちですが、「いや」を安心して吐き出せる場所を提供するという側面もあるからです。

その「いや」や、「ほしい」の感情の根底に流れる幻想(パターン)を見出すのが分析家ですが…さりげにトラウマな話からずれてしまいますね。

 

親子が、というか、皆がお互いの「いや」が何なのか、じゃあ、どうしたら良いか、をもっとオープンに話しあえたらきっと、尻拭きプレイでモヤりを昇華しようとする子供達もいなくなるのに、と切に感じます。

 

親だって、落ち着いて考えたらとりあえず「普通」に迎合するより、子供が楽しく生き生きしてるほうが大切だって、気付くと思うのですが…そんな余裕もない親御さんが多い世知辛い世の中なのでしょうね。

 

ヘビー級アナルチェック案件、及び、性的虐待については、こちらをどうぞ。

【レペゼン地球のDJ社長】と アラーキー - 精神分析のススメ