遅ればせながら
BBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」【日本語字幕つき】 - YouTube
を観た。
この半年
ツイッタ…じゃなかった
Xジャパンで
色々な反応を見てきた。
が
BBCのドキュメンタリーを観たい
という気持ちにはなれなかった。
今更なにやってんだよ
という気持ちが強かったからだ。
私は親の方針でテレビのない家で育った。
歌謡曲に興味もなかったので
フォーリーブスも知らなかった
が
シブがき隊
少年隊
くらいまではなんとなく聞いた名前だ。
子供心に
「なんとなくいかがわしい」
と感じながらも好きだった
し
たのきんトリオくらいまでは
「キライ」とは思ってなかった
が
おニャン子クラブや少年隊くらいから
ヤツラ何かがオカシイと
アイドルに忌避感を感じはじめた。
性的虐待被害者の媚
を感じ取ってのことだったのだろう。
と
今では思う。
暴露本が出る前後だったか
ジャニーズ性的虐待のウワサを聞いた時も
アイドルなんて
オトコもオンナも変わんねーな
としか思わなかった。
し
「かわいそう」とも思わなかった。
性的搾取されることが
明白に「分かっていて」
業界に入ったヤツラに同情の余地はない。
と思っていたからだ。
慢性的トラウマや複雑性PTSD
といった精神疾患と
児童(性的)虐待や放置の密接な関連を学んだ今では
そうは感じない。
が
安易に「加害者が悪い」とは
今でも言えない。
性暴力の加害者で
自身も凄惨な
心理的、肉体的虐待の被害者でなかったケースを
私は知らないからだ。
男児を次々と喰い物にした
「J−Popの捕食者」にも
喰い物にされた過去がある。
予想を裏切ることなく
「秘められたスキャンダル」は
胸糞悪いドキュメンタリーだった。
Xジャパンでウヨウヨしてる
愛国者が怒るのも分かる。
日本社会の醜悪さに
果敢に体当たりするガイコクジンを目の当たりにして
私も憤りを感じた。
今まで
「みんな」が
オカシイと感じながらも
看過してきたことを
何故今更。
今まで
誰が声を上げても
どうにもならなかったのに
ガイコクジンのお前に
何をどう「変える」ことができるというのだ。
子供の性器を弄って口にしたり、
肛門性交に及ぶことは
「悪い」ことだけど
タレントを「可愛がり」セイコウさせた
ジャニーの功績は素晴らしい
と
「清濁併せ呑む」日本の「凡庸な邪悪」は
画面の向こうの
ウケ狙いで「ジャニーさんはゴッド」というカス
ジャニーズ事務所を「守る」ことに腐心するガイジン社員
カメラを止めようとする警備員
「必要以上」に子供を可愛がるエロ老人
まさぐられても「そこ(犯罪)までやられてない」というモノ
「ジャニーさんにお尻を提供しなさい」と息子のケツをひっぱたくジャニオタ母
「お世話になった」児童性的虐待加害者を「素晴らしい人」と褒め称えるモノ
死者の犯罪には「触れたくない」女性
(LGBTQの印象が悪くなるので?)「追求するべきではない」というゲイ男性(?)
カネと名声のためには老人に肛門を捧げることも「よし」とする女衒
だけではない。
「ヤリたいと望んだのだからヤられて当然」と
「気持ち悪いアイドル」達を見下した
過去の私こそが
児童性的虐待加害者を看過し
捕食者を許容する
「凡庸な邪悪」だから
「JPopの捕食者」は
胸糞悪いドキュメンタリーなのだ。