精神分析のススメ

1970年代のNYCで一世を風靡したヒップな精神分析の啓蒙をめざす狂気専門家のブログです。

ローカス先生の敗訴について思ったこと

前回の続きです。

 

neofreudian.hatenablog.com

 

てっきり判決速報サイトが判決文掲載してる

と早とちりして…

清野裁判長ってアレちゃうん感が露骨に出てしまいました。

 

一応手直しはしたのですが

モノ足りないので続きです。

 

この動画によると

220829はあちゅう対三浦義隆判決文 - YouTube

ローカス先生に賠償責任があるとされたのは

「筆下ろししてもらいなさい」ツイー卜だけだったそうです。

 

前記事の追記でも書きましたが

 

はあちゅう氏の童貞いじりを踏まえた上での

ローカス先生の加害性が「罰」に値する

という判決…

 

Dick、 Fuck、 Son of a bitch、ナドナド

性的表現が罵倒として日常的に飛び交う米に住んでると

厳しいなー

とも思う反面

 

まがりなりにも社会的責任アル弁護士が

そんなお下劣な呟き漏らすのは懲戒に値する

 

という裁判長の意図なら…まぁ…

とも思いました。

 

それなら弁護士としての

「発言責任」を追求するべきで

被害者の「お気持ち」害した事への

「賠償責任」を求めるべきではないでしょう。

 

あと、

時効が論点になる

ってのが

流石は強迫神経症なジャパンの司法

枝葉末節がすぎる

エゴサの鬼なはあちゅう氏が

「知らなかった」

は「ない」やろ。

ってなりました。

 

なんにせよ

被害者の名誉感情慰藉をカネの力でできる人しか

「発言の自由」がなくなってしまう

という危惧は払拭できません。

 

ローカス先生は社会的立場もあり

賠償金支払い能力もアリそうですが

そもそも

ネットの匿名性を利用して

言葉の暴力振るう人の何割が

健全な社会生活を営む事ができているのでしょうか。

 

支払い能力もなさそうな人が

ネットの匿名性をイイことに

有名人にアルことないこといちゃもんつけて

鬱憤晴らしても「よい」とは思いません

開示請求をさくっとできる

経済力も判断力もアル

社会的強者の「正義」に基づいて

「侮辱罪」で賠償金を課す司法は

本当に「公正」でしょうか。

 

精神疾患患者の逸脱行為には

罰金を課すよりも

治療を義務付け

不適応行動をなくす事が

「公共の安全」のためには

生産的ではないでしょうか。

 

「影響力」アル国会議員が

「ハゲ」とヤジ飛ばしてしまう

「言葉の暴力」が横行し

クリス・ロックを殴ったウィル・スミスが

妻の名誉を守る漢だと褒め称える感傷が蔓延するジャパンで

「弱者」である

老人や女性、精神疾患患者が「法」で守られるべきだ

というなら

「侮辱」をカネで慰藉して

「不公平」感や怨嗟を増長するよりも

身体的な加害や「脅し」を厳重に裁き

犯罪被害者支援や救済に尽力する事を優先するべきだ

とも感じます。

 

皆が自由に表現できる「安全」を確保するためには

暴力と逸脱を公正に裁く司法が機能することが不可欠です。

 

「暴力の負の連鎖」は

被害者が加害者になる事で綿々と紡がれます。

 

リアルな暴力が告発され

「傷」を負った被害者の支援、救済

加害者の隔離に加えて

適切な治療の機会が与えられる事が理想的だ

と私は考えます。

 

逸脱を罰する「だけ」な報復的な司法では

被害者が加害者と「同一化」する

「負の連鎖」は断ち切れません。