精神分析のススメ

1970年代のNYCで一世を風靡したヒップな精神分析の啓蒙をめざす狂気専門家のブログです。

退行催眠のやり方をブライアン・ワイス博士に教えてもらった

少しく以前の事で

記憶も定かでなくなりつつあるのだが

高額な授業料を支払った事もあり

ちゃんと感想を書こう

と思いつつ放置していたネタを掘り起こしてみる。

 

私の母は(自称)巫女体質だった

という事もあり

ロシア人だったり

金星人だったり

江戸時代(?)の女郎だった

という話をきかされて育った。

 

私も過去生では

彼女の配偶者だったり子供だったりしたらしい。

 

私は

だからどうなん?

としか思わなかったし

別にもっと自分の過去生が知りたいとも

思っていない。

 

超現実主義者

かつ

理屈っぽい配偶者が

超常現象体験してしまい

 

死後の世界はある

人は輪廻転生するもんだ

 

っっっっっと目覚めてしまい

ワイス博士の著書にハマって

どうしても会いたい

というので付き合いで

退行催眠のやり方を習ってきた。

 

催眠自体は日本でも習った。

 

いかんせん

せっかちなので

同じことを何回もゆっくり言うのが苦痛で

全く上達しなかった。

 

博士の講習は

ニューヨークの山間の

ヨガや瞑想や

グループセラピーワークショップのために使われる

3食提供宿泊施設で5日間に渡って行われた。

 

日本円にして50万円くらい(もっとかも)するが

大人気らしく

9ヶ月前の受付開始数時間で満員御礼になってしまう。

 

参加者の中にはキャンセル待ちで

3日前にポルトガルから弾丸参加をキメた人も居て

こんないい加減な気持ちで参加した自分が

申し訳なくなった。

 

催眠のやり方や

実技の練習自体は

特筆する事もなく

まあ催眠の訓練ってこんなもんやわな

って感じだったが

観客から選ばれた人を壇上で退行する実演が

何と言っても興味深かった。

 

著書も沢山、テレビにも出演する

超有名人な博士を

間近で見られる

あわよくば退行催眠もかけてもらえる講義は

録音録画で十分満足できる音楽を

目の前で演奏してもらうコンサートと

似ているかもしれない。

 

90歳も近いワイス博士が

精神科医の資格を取った70年代の

アメリカは精神分析最盛期だった。

ワイス博士は

日本でいうところの

慶應義塾や東大にあたる

コロンビアやイエールの医学部を出て

精神科医になるために

週5日寝椅子で自由連想を45−50分する

訓練分析を少なくとも2−3年間は受けた。

 

卒業後勤務した

マンハッタンの病院で

催眠の大御所に

OCD等の不安神経症や

依存症治療(特にタバコ)に効果的

といわれていた催眠のやり方を習って

メキメキ腕を上げ

(坂本龍一がガン治療に通ってたりもした)

シナイ山病院の精神科長になった。

 

輪廻転生や精神世界に全く興味がない

科学的な人生を送ってきた。

 

80年代に不安神経症の患者

(今で言うところの

慢性的PTSD女性)

キャサリンの治療中

 

一番最初のトラウマに戻ってみましょう

 

という示唆に

彼女が

ピラミッド建造中に

ナイル川のほとりでレイプされた

みたいな記憶に退行してしまった

(うろ覚えなので違うかも)

事から

 

人は前世の記憶を持ち得る。

その記憶を治療に取り入れる事が

今生の生きづらさを解消する糸口になる。

と信じるに至った。

 

精神分析自体

 

幼児期のトラウマを克服して

神経症を解消しましょう。

 

って前提なので

 

前世のトラウマを克服して

今生を満ち足りたモノにしましょう。

 

に至るのも自然な事だ。

 

そういう事もあるだろう。

 

と私も思ってる。

 

母を鑑みるに

前世の記憶を回復することが

今生で幸せになるために

「必要」だとは思わん

かえって邪魔になるのでは?

くらい思ってた。

 

ワイス博士の好々爺っぷりに

癒やされる人を観測し

感嘆させられた今でも

その懐疑は消えたワケではない。

 

過去生回帰すると

残虐に殺された記憶や

残虐に殺してしまった記憶が蘇ることが

ママある。

 

だからこそヤバいのだろう。

 

壇上で過去生回帰した2−30代男性は

魔女狩りで非業の死を遂げた記憶を回復した。

 

村人の気に障る事をしてしまい

(定かではないが痴情のもつれ?という印象が残ってる)

集団リンチにあい

目の辺りをがつっとやられて

そのまま焼き殺された。

みたいな記憶だった。

 

誘導が始まってものの3分も経たないうちに

記憶を回復し

泣いたり叫んだりするので

見てる方も心苦しい。

 

一緒に泣いてしまう人もいた。

と思う。

 

なにげに阿鼻叫喚な状況でも

ワイス博士は落ち着いて

 

さあ、上に行って

その場を離れましょう。

もう大丈夫。

みんな過去の出来事です。

今は大丈夫。

何がみえますか?

さあ自分の体に戻りましょう。

 

みたいな示唆で

体感的には5−10分くらいの回帰を

さくっと締めた。

 

現代に戻ってきた男性は

殴られた場所は今でも片頭痛で痛むトコロだ。

と言っていた。

 

ワイス博士は

その痛みを引きずる必要はない。

前世で起きたことは過ぎた事。

怖がる事も罪悪感も必要ないから安心して。

とセッションを終わらせた。

 

私が最も印象的だったのは

過去生に回帰しなかった4−50代の女性だ。

 

彼女が回帰したのは

素敵な黄色いドレスを妹(姉かも)に取られたか

めちゃくちゃにされて泣いている記憶だった。

 

催眠下で彼女は

妹が嫉妬深く

自分から母の愛情を奪うことに腐心している

と語った。

 

ワイス博士に

 

彼女は何故そんなにあなたを憎むの?

 

と聞かれても

ひひひっと笑い魔女のような声で

 

そういう不幸なヒトなのよ。

私は今もママと一緒に暮らして面倒みてる。

ママは私が大好きなんだから。

 

みたいな事を言っていた。

 

慢性的PTSDの支配、操作、他責思考炸裂である。

 

ワイス博士は優しい。

 

貴女は今が幸せですね。

妹(姉かも)さんの不幸に囚われてはいけません。

どんどん幸せになりましょう。

 

みたいな事を言ってセッションを終わらせていた。

 

私が彼を

すげー

と思うのはこういうところだ。

 

講演中、彼は

 

こんなこと(過去生回帰)

悪霊払いと何が違うのか。

悪魔みたいなモノは出てこないのか。

と聞かれることもあるが

悪いヤツが出てきたことはない。

 

と言っていた。

 

ダライ・ラマみたいな(本人だったかもしれない)

精神世界のリーダーに

 

五光を背負う貴方に

近寄る悪霊はいません。

 

とお墨付きをもらったらしい。

 

黄色いドレスの彼女は声が裏返って魔女さながらだった。

 

ビビリな私的には

 

悪霊退散っっっっ!!!!!!

 

と叫んで

走って逃げたいトコロだ。

(配偶者的には

幼児回帰した慢性的PTSD

又は及び

統合失調感情障害な喋り方で

悪霊感は感じないらしい)

 

が、ワイス博士は

絶賛他責な慢性的トラウマ患者さんにも

共感マックスだ。

 

怖がる必要がないからだろう。

 

ワイス博士には

メソポタミアの邪悪な神官時代(?)

罪のない人々を排斥し虐殺した過去生と

英国のキリスト教僧侶時代(?)

過去生を信じて宗教裁判にかけられ

残虐非道な拷問をがっつり受けた挙げ句

潰えた過去生があるらしい

 

今はいい時代で

殺す側でも殺される側でもなくてよかった。

 

みたいな事を言っておられた。

 

そりゃそんな記憶があったら

コワイ事もなくなるよなー

ってなった。

 

ワイス博士スゴイ。