第二、第三外国語学習 【Duolingo】 の ススメ
「仏語とラテン語を学ぶ為に
語学学校に資金投入した」
と呟いておられたので
「英語に加えて第三、第四外国語を習得したいなら
まずは無料アプリのDuolingoを是非ともお試し頂きたい」
とRTしたら
「身銭を切らないとヤル気が続かない」
みたいなお答えを頂いたので
Duolingo の依存性について書いてみよう
と思いたちました。
日本語設定だとめちゃくちゃ簡単な英語しか学べない
というウワサなので
英語設定で第二外国語
（話者の多いスペイン語、ポルトガル語、中国語が私的にはオススメ）
を学ぶとか
英語に集中したいなら
英語設定で日本語を学ぶ
という裏技もアリだと思います
米国留学当初
専門の授業に英語でついて行くのはキツいけど
ESL（English as a Second Language）のクラスは
おままごとみたいでダルい
と思っていた私は
スペイン語とフランス語を取ってました
初心者向けに第二外国語を学ぶタメの英語は
比較的限られた語彙しか使わない
ということもあり
専門英語に疲れた頭に程よい刺激だし
GPA（成績）を水増しするには
最適だったと思います
因みに語学オタクな私は
コロナで引きこもりになった３月以来
ロシア、ヘブライ、ヒンディー、中国、
ギリシャ、ドイツ語
試したけど
これは無理…と思ったのは
単語クリックしても発音が出ないのでワケ分からんくて挫折した
ヘブライ語だけでした
過去に
英語話者の家族が日本語学習するにあたって
（クソ高い）ロゼッタストーンを試したのですが
…
欧州言語話者が欧州言語学習するには
おそらくは画期的な試みなのだろうが
…
日本語としてはイミフな
彼は男の子です
みたいな不自然な文章を延々と繰り返しながら
「自然に」文法を習得しよう
という意図だけが透けて見えて…
いや…日本語は主語必須ちゃうし
とか
色々ツッコミどころ満載
及び
役立たずな構文で
傍で聞いてても
無理がありすぎでした
Duolingo がイケてる
のは（既存の言語学習プログラムに比して）例文がイケてる
という点もアリますが
何と言っても
ゲーム感覚で言語学習できる
という点だと思います
中毒になるｗ
例えばヒンディーや中国語（日本語も）など
アルファベットしか知らない人でも
文字や構文を身につけられるように
繰り返し学習させるのだけど
…
難易度の上げ方が絶妙
少ない選択肢の中から「正解」を選ばせる→
間違う確立が低い→
やる気を失わせない
行動療法の大原則をがっつり
抑えてる
正解がわかり易い選択肢から
訳文を（英語で）タイプする質問に移行
の繰り返しで
新出単語を定着させる
ぷりん
という正解音に病みつきになります
簡単だし早く正解できる
と焦る気持と
間違えてはアカンという
自己規制のバランスの取らせ方も絶妙
下線のついた単語をクリックすると
発音と意味が分かる
という裏技がアルので新出単語が出てきても
大概は正解できる
ものの
そーやって
答えをチラ見しないでも
「間違い」は排除できるような選択肢で
憶測させる
同じ種類の新出単語と既出の語彙を組み合わせる
単元構成は
既存の外国語学習プログラムでもフル活用されてはいるものの
…
正解を調べるのが大変でくじける辞書学習とは違い
クリック一つで労力は最低限ながらも
常に「推測」して
「正解できるか？」
という希望をもたせることで
「能動学習」の効果もバッチリ
語彙が定着しやすい
更には「似てる」単語を混ぜることで
細部への注意力も伸ばす
例えばフランス語の
chien（犬）
chat（ねこ）
cheval（うま）
とか
ギリシャ語の
φουστα（スカート）
φορεμα（洋服）
頭文字が一緒で地味に混乱するのを
絶対狙ってる
文法についての解説は全くないので
耳と目と口でフレーズ丸ごと覚えながら
語彙を増やし
構文を身につける
ナドナド
自然言語習得に限りなく近いプロセスで
第二、第三外国語を習得できる
めちゃくちゃ優れたアプリだと思います
スマホヴァージョンだと
五回間違えると
過去問復習するか
しばらく放置してライフ回復を待つか
過去の「ご褒美」でライフを「買う」ことになるけど
デスクトップヴァージョンだと
学び放題なので
両方並行してヤルのがオススメです
