【花村萬月】と【幻冬舎】:先日ツイッターで
久しぶりにドキドキワクワクする経験をしたので
全く感想文らしくない感想文を書いてみます。
花村萬月氏が幻冬舎と津原泰水氏のいざこざにモノ申す連ツイを投下して
颯爽とツイッターを去る
という快事件が数日前にありました*1
運良く花村氏がアカウントを消す直前にツイッターを開いたので
(読んでる途中で消されてしまいましたが…)
リアルタイムでほとばしる言葉に
心踊ってしまいました
自分でも
ゲスいなー
とは思うのですが…
有名人の舞台裏を覗く好奇心というか…
「もう、この発言は消すつもりだから」
と宣言して発された
…
いわば
見てはイケナイモノを見ている背徳感と
高揚感を禁じえませんでした
実は私は花村氏の本は
『ゲルマニウムの夜』しか読んでいません。
彼が津原氏を評した言葉を借りて云うと
花村氏の描いた「絵」は私好みではなかった
のですが…
父が高評価していたので
手に取りました
気持ち悪い(めちゃくちゃ失礼
というのが第一印象で…
そーゆー本は通常数ページ読んで
「無理」
と放ってしまうのですが
何故か最後まできちんと読みました。
花村氏の仰有る
「スゴイ。目をそらすことができない。」
状態に陥ってしまったのだと思います。
気持ち悪かった…(無礼者)
まだお子様で
日本文学全般鬱陶しくて死ぬ
くらい思ってた私なので*2
仕様のない話なのですが
花村氏への嫌悪は私にとって
「父の好きなモノ」への嫌悪であり
父母の性愛の現実の忌避であり
父への失望でもあったワケです
フロイト教授を嫌う
有名な(誰だったか覚えてない…
哲学者だったか
作家だったかが
フロイトは悪趣味にも
美しくも崇高な生(「性愛」と言ってもよいでしょう)
を穢らわしく忌まわしいモノに貶めた
みたいなこと言って批判しておりますが
若かりし私も
花村氏の作品で描かれた男性像や
男女(てか、少年少女だったかな…?)の性愛に
おそらくは、父が見出した
「悲哀」も「情熱」も「美学」も
見い出せず吐きそうになり
…
「面白いモノが好きな父」の繊細な美意識を疑う
初めてのきっかけとなりました
私にとって父子分離を象徴するモノであったとも云えましょう
そんな花村氏のツイッターを
何とはなくフォローしていたのですが…
辞める前に「面白い」ツイートをされて
惚れました
世の男性が(もちろん女性にもモテまくられるのでしょうが)
格好イイ(≧∇≦)b
ってなるのも分かります
https://www.j-cast.com/2019/05/21358009.html?p=all
https://togetter.com/li/1357593?page=2
幻冬舎、津原氏、ハヤカワのツイート群には
「イイ大人が『正義』とカネと名誉を混同してみっともない」
という印象しかありませんでしたが
花村氏のお怒りには
ダンディズムを感じました
「編集」への愛
「売文」への愛
そして…
見城氏や津原氏への愛を感じました
花丸氏は
見城氏の「みる目」をスゴイと認めておられる
というのが私の印象です
「最後の1ページだけ」でも
自分を大好きと言ってくれる人を
憎悪「しか」できないワケがありません
が、
花村氏も「プロ」です
「最後の1ページだけ」で愛されるのは*3
プライドが許さない
だから(とは仰ってませんが)
敬して遠ざけられたのでしょう。
ワケも分からんと
好き好き言われても
(嬉しいけど)
キモち悪いってのもありましょう。
花村氏の一連のツイは
「それよりも幻冬舎」
愛されるのも忌まわしい
見城氏への怒りを綴っておられます
彼の怒りは
売文の輩
としての怒りです(格好いい…
手前も売文に携わるモノであれば
日本語もしゃべれないヤツラに靡くんじゃあねえ
文章に惚れ込め
仕えろ
手前がオレ様に惚れ込んだのは
カネと名誉を手に入れる為だったのか
コピペしかできないヤツを持ち上げて
「繊細な美意識」と「細部への執着」を持ち合わせる
「売文の輩」をないがしろにするとは
何事だ
ということだと
私は解釈致します
幻冬舎の見城氏におかれましては
「カネ」と「名誉」に惑わされず
「仕事」と「愛」のヨロコビを回復して頂く為にも…
…
…
は残念ながら相容れなさそうなお方なので
…
花村氏の愛を回復するために
薄っぺらい謝罪をしてるヒマがあるなら
コピペクソ本を絶版し
津原氏に契約破棄の慰謝料を
お支払したらどうかと存じ上げます。
にしても、花村氏の
見城氏に
オレ、お前に買収されてもイイよ❤
と、冗談めかしながら
しれっと言ってしまうお色気といい
…
オレ様は絶対的に愛されている
という確信は…最&強…としか言いようない