精神分析のススメ

しがないメンヘル職人です。70年代のNYCを風靡したヒップな精神分析の啓蒙をめざしております。

日本人は【心身症】が多いというウワサ

 

心身症について、この記事を読んで思いを巡らせていたら

オートバランサー無しで二足歩行は難しい……双極性障害、抑うつ、日内変動 - 関内関外日記

上記のツイートを見つけて更に思うトコロがあったので、書いてみます。

 

過労で身体が動かなくなることがきっかけで鬱の診断を受ける人が多い

ということをツイッター始めて知ったのが…1−2年前でしょうか

 

仕事に関するストレスだけでなく夫婦関係の問題も

奥さんにキツイ事を言われた旦那さんが帰宅しようにも扉に触れない

等、動けなったり吐き気がするという身体的症状として現れる 

 

という話も、聞きました…

 

心身症というと、古典的にはヒステリー性(=性欲の抑圧)の咳、鼻炎、

現代では子供のアレルギー系の喘息や、アトピー性皮膚炎などが

母子分離不全を現す

くらいな印象だったのですが…

 

身体が動かない

 

とは、古典的ヒステリーでみられた失神にも通じる

葛藤の終着点でもある(と私が勝手に言っている)カタトニアをも想起させます。

 

ヒステリー性難聴、言語障害、及び視力の低下等は

1800年代が終わる頃の、抑圧された女性、

発言の自由が赦されなかった女性たちの病であり

全世紀の遺物

という印象だったのですが…

今の日本じゃ結構アルアルらしい…

結構衝撃的です

 

言葉にできない感情、昇華できない欲望が溜まりに溜まると身体に出る

という「解釈」が鉄板ですが…

少なくとも私が学んでいた90年代の精神分析では

心身症=エデイパス期以前の葛藤がネック→言語化出来ない→分析無理

みたいなことを言われていました。

 

最近ではそうでもないのかもしれませんが…

 

心の問題が体に出る人達の特徴として、

身体症状についてやたらと話したがる

というのは否めない事実です。

そりゃ、一番ツライ自覚症状が身体の不調なので仕方ないのですが…

それ話すのに30分かかると

「何が私を苦しめているのか」

という「本題」に入る時間がなくなるワケです。

分析家としては、

話(治療)が進まん。こいつら、ウザい

となるわけです。

 

更に、本題に入ろうとしようものなら、大抵は怒り始めます。

感じたくないことがあるから、気付きたくないことがあるから

身体症状に出しているのに

その感じたくないこと

について話を振られると「不愉快」なワケです。*1

イケてない治療者にしてみたら益々

こいつら、相手してられん

となるか、

患者側からしてみると

こんなクッソ不愉快な「治療」に通ってられるかい!

となるわけです。

 

というワケで、90年代のアメリ東海岸では、

精神分析とは親和性がないという印象だった心身症

上記のツイートでも

「とにかく休め。とにかく寝ろ」

というリプが付きまくってて…

 

まあ、体力回復したらきっとどーにかこーにか身体は動くようになるのでしょうが…

 

不満に気付きたくない、プレッシャーに応じたくない自分とは

皆様、どの様に付き合っておられるのでしょうか…

 

大変興味深いトコロです

*1:ソコを上手いことどーにかこーにかなだめすかして「本題」を掘り下げていくトコロに分析家の力量が問われるワケですが…