精神分析のススメ

海外在住メンヘル専門家。ヒップな精神分析をめざしております。

全然入門になってない、ネオフロイディアン の フロイト入門編

id:hamarenさんに、フロイト精神分析入門を読んでもワケ分かりません、と言われてしまったので、私的、フロイト入門編に挑戦してみます。

 

とは言え...

フロイトをゴリゴリ読んだ時もありましたが、英語で読んだのでさっぱりワケ分からん。

フロイトの愛弟子、ストレイチーの使命感に燃えた英語訳が、はっきり言って、評判悪すぎです。

フロイトゲーテ文学賞も貰ったくらいで、ドイツ語で読むと幻想的(?)で素晴らしいそうですが...

フロイト読破するためにドイツ語習得するヤル気もない私がネオフロイディアンと名乗るのも、アレですかね。てへ。

 

でもでも、睡魔に果敢に立ち向かい、死にそうになりながらも へっぽこな英訳を 読みましたよ。

...とは思うのですが、詳細は忘却の彼方へ...

 

なので、私のフロイト教授に関わる個人的な経験(会った事ありませんが)について、つらつらと書いてみます。

 

私がフロイトの考えに

「ガッテン!」

と感じたのは多分小学生高学年か、中学1−2年生の頃でした。

エディプスコンプレックスについて、一体、何がどうなって学んだのかはもう覚えていませんが、(おそらくマンガでしょう)

子供は父親を排除し、母親を独占したいという願望を持っている、

というアレに、いたくガッテンしたことを鮮明に覚えています。

母親に対して性欲を募らせていたワケでは決してありませんが、父親に甲斐甲斐しくつくす母親を見ては、

「アイツの面倒みるなら、もっと自分の面倒を見ろよ」

くらいは常に感じていたので。

 

母性本能の塊みたいな母は、父のみならず、私にも甲斐甲斐しく尽くしていたし、オトナになった今にして思えば、

私(子供)が本当に欲する所は、父親を排除することではなく、両親が対等に愛し合い、自分が父親にも愛されていると実感できる、仲良い家族。

という、ギリシャ悲劇の主人公に照らし合わせてみると、なんとも陳腐な欲望だったのですが。

 

当時は、

「エディプスコンプレックス、すげー。フロイト、やるじゃん」

と、思ってました。

 

それに加えて、幼少時から、私は自分の感情の理不尽さがもどかしくて、自分というモノが理解できない、と悩むコジレタ子供だった私には、無意識という概念はとても魅力的なモノでした。

 

で、10余年後、フロイトをガッツリ読まされましたが...

 

どちらかといえば好印象が残っている(ウロ覚えながらも、何が書いてあったか何となーく覚えてる)論文は、3つだけ。

 

一つ目は、鬱に関する古典的考察、

「喪とメランコリー」

鬱と、喪に服す人の悲哀の違いは何ぞや。

という論文で、失った対象への怒りや、破壊的衝動が自分に向けられた時、人は自己批判や罪悪感に苛まれ、鬱になる、という主旨ですが、

「何でそんなに、裏表ひっくり返して、上下も逆にする様なことにならなイカンねんー!」

と、読んでる間は超ウザかったー。英語で読んだからかもしれませんが。

 

二つ目は、私の一番のお気に入り

「快楽原則の彼岸」

という論文。ここに分かり易く、素晴らしい解説がありますが、

快感原則の彼岸|フロイト後期の文献|横浜精神分析研究会

フロイト『快感原則の彼岸』を解読する | Philosophy Guides

やはり、失うこと、と、それにまつわる不安 がテーマです(ホンマか?)。

アメリカ人には、ウケが良くありません。

 

三つ目は、彼の芸術評論

ミケランジェロのモーゼ像」です。

人々の心に訴えかける芸術作品は、何かが起こる直前の緊張状態、精神の高揚を伝えるモノである、という分析が、成る程ー。でした。

フロイトの芸術評論というと、長いモノはちん、丸いモノは子宮、ってヤツかと思いきや(嘘。思っていませんでしたよ。そんなこと。)全然そんなんではありませんでした。

 

フロイトと言うと、人間の欲望の根源は母親へのエロス(性欲)のみ、みたいな印象ですが、実は、愛するモノ(母親)を失う喪失感や、欲しいモノを手に入れてしまうことへのオノノキを、切実に探求した人なのではないでしょうか。

 

って、定かでない記憶を頼りに書いたゆるーい紹介で、全くフロイト入門になってませんね。

 

ハマダさん、役立たずで申し訳ありません。

 

いつもながら、ワケの分からん話に最後までお付き合い頂、ありがとうございました。