精神分析のススメ

海外在住メンヘル専門家。ヒップな精神分析をめざしております。

ブログのススメ

今日は、私がブログにハマってしまったワケを書いてみようと思います。

 

先日、こんな記事を読みました。

www.katsuolog.com

 フォロ-していた方なのですが、

 

「沢山記事を書いて、楽しかったのはその10%くらい。というのも、毎日書くことだけを目標としてきたので、それが辛かった。そんな理由で、続けるくらいなら、他の事をもっと楽しみたい。」

 

と言う様な主旨で、

 

「今後は書きたいことを書きたいペースで更新したい」

 

みたいな事をおっしゃっていました。

 

お気持ちは分かりますし、御自身の生活を大切にする決意を応援したいのと同時に、ちょっと、がっかりです。

 

私がブログを好きな理由は、著者の人となりが見えて来るからです。

 

しばしば、臨床の事例を読んでいるような気分にも、なります。書き手の、自己理解が深まる過程が見えて来るからです。

 

頻繁に更新されている方は、特に、精神分析の事例に近いと感じます。

 

精神分析が他の心理療法と違う一番分かりやすい特徴は、(色々ありますが)頻度が高い。週1回通うのが、「普通」の心理療法。ですが、分析は、少なくとも週3回、理想は5回です。

 

何故そんなに頻繁に面接するかと言うと、「自由連想」するためなのです。

 

例えば、認知行動療法では、今の自分の考え方や、行動を如何に変えていくかに焦点を当てて治療を進めます。結果、今の状況や、近い未来の目標について話すことになります。

 

大抵の被治療者の方は、悩みがあるから、心理療法に通うので、週1で、「悩み」や、「ストレス」について話すだけで面接が終わってしまっても、とりあえず、ストレスへの対処法を変えることで、現状が良い方向に変わり、悩みが軽減すれば万々歳です。

 

時間的にも、経済的にも、週休2日で悠著に自由連想なんかしている余裕は、忙しい現代人には、はっきり言って、ありません。

 

分析の需要は減る一方です。つまらないです。私。自分がやりたい仕事ができていないので。

 

ブログに毎日投稿する、というのが、精神分析のプロセスに似ているのは、毎日書く、ということが、自分の頭に浮かんだことを全て言語化する、という、自由連想に繫がってくるからではないか。と、勝手に考えています。

 

毎日なので、ネタがなくて、苦し紛れに夢の話とかも出てくるワケです。

 

めっちゃ、興味深いです。かなり強烈な象徴が凝縮していますからね。分析、したくてウズウズしてしまいます。

 

しませんよ。料金頂いてませんから(笑)。

 

てか、相手が「もっと知りたい」って思ってもいないのに、勝手に分析するのは押し売りですから。人の心に土足で踏み込んだことになり、不愉快に思われるのがオチです。

 

多くの分析家の方は、「分析を受けるのは非常に辛く、怖いことだった」と言われます。

 

自分の一番暗い幻想をも、言語化し、他人と共有しなければならないので、まあ、そう言われるのも分かります。

 

でも、ウィニコットという分析家によると、分析家が被治療者に与える解釈というのは、光り輝く、魅力的な対象として、被治療者の欲動を掻き立てる(おしゃぶりの様な)モノである。とも言われております。

http://yokopsy.com/2014/20140413setting.pdf

 

ブログという、自己表現の場が、書き手の「表現したい」という気持ちを掻き立てる読者からの反応(欲動の対象)を提供することで、傷が癒されたり、自己実現ができるのであれば、それは素晴らしいことなのでは。

と、思いながら、今日も現実逃避して、ブログを読み耽る私です。